配達時に必要なもの・あると便利なグッズ紹介
- 絶対に必要なもの
- 限りなく必須なもの
- あると便利なもの
- 購入したものは経費に
- まとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナー(配達員)は、自転車とスマホさえすぐに始めることができますが、他にも用意しておくと役立つ持ち物がたくさんあります。
Uber Eats配達の仕事で必要な持ち物、あると役立つ便利グッズを紹介します!
必ずしも全てのグッズを揃えないといけないわけではないので、自分の稼働スタイルに合わせて取捨選択してくみてください。
絶対に必要なもの
スマートフォン
Uber Eats の仕事は全てスマートフォンの専用アプリを通じて行います。依頼の受注、レストランや配達先の確認、地図でルート確認など、最初から最後まで使います。
iPhone、Androidどちらも対応しているので、普段使っているものを使えば問題ないです。
iPadやタブレット端末でも大丈夫ですが、配達中は常に通信し続けるため、インターネットにつながる必要があります。
通信量(ギガ)が心配なところですが、Uber Eats の稼働だけだと意外とそんなに多くは使いません。それよりも、ちょっとした時間潰しにSNSを見たり、調べものをする通信量の方が多くなりがちです。
使い方にもよりますが、イオンモバイルなどの格安SIMに乗り換えた方が通信費を節約できるケースが多いです。
また、サポートセンターやお客さんと連絡を取るために電話を使うこともあるので、5分以内かけ放題プランに加入しておくといいです。
上手に節約して、出来るだけ多く手元にお金が残るようにしましょう。
ドライバーアプリ
公式のドライバーアプリを利用して配達を行います。
必ずインストールしておきましょう。
配達バッグ
保温・保冷機能が付いた配達用のバッグです。料理を美味しいままお届けするには必須ですね。
公式の配達バッグはUber Eats には、ブラック、グリーン、コンパクトの3タイプがあります。
以前はパートナーセンターでデポジット(預り金)を払ってレンタルする方式でしたが、アマゾンで購入する方式に変わり、現在は公式ショップで購入する方式に変わりました。
今でもアマゾンで公式の配達バッグが売られている場合、転売品のため通常より高額になっているので注意しましょう。
なお、公式ショップで購入するには配達パートナーアカウントでログインする必要があります。これも転売防止のためです。
公式以外のバッグでもOK
Uber Eats で配達するからといって、必ずしもUber公式の配達バッグを使わないといけないわけではありません。
今は配達用の保温バッグがたくさん売っているので、そちらを購入しても全く問題ありません。
出前館などで配達する時に、他社バッグを使う場合はロゴを隠さないといけないので、それなら最初からロゴが入っていない無地バッグを使った方が楽ですね。
限りなく必須なもの
配達車両(自転車、原付)
配達に使う自転車やバイクは自分で用意する必要があります。車両は配達効率に直結するし、値段や性能もピンきりです。
自分で持っていない場合、購入するかレンタルすることになります。
事業用ナンバーを取得済みであれば、軽貨物や125cc超のバイクでも登録が可能です。
■レンタルの場合
ドコモ・バイクシェアの電動自転車、通称「赤チャリ」が人気でした。
以前は電動アシスト自転車を月4000円で使い放題のプランがありましたが、2020年12月で終了してしまい、割高になってしまいました。
他にはCOGICOGIやテイトレンタルシステムがUber専用プランを用意しています。
■購入の場合
配達車両はピンキリで、安いママチャリなら1万円から購入することができます。
長く続けるかわからない、とりあえず安く済ませたいのであれば、まずはママチャリからスタートしましょう。
しばらく稼働してみて、もっとスピードが出せる自転車が欲しい、軽くて疲れない自転車が欲しいなど、不満点が出てきたらステップアップしていくのもありです。
クロスバイクなら5万円~、ロードバイクなら8万円~、電動アシストなら10万円~、原付50ccなら15万円~、原付125ccなら20万円~というように高性能になるほど価格は上がっていきます。(中古などで安く手に入れるのもあり)
やはり配達車両の性能は配達効率に直結するので、本格的に稼ぐならしっかりしたものを選んだ方がいいです。
ジャイロキャノピーのような配達に特化した車両なら、雨の日の配達も苦にならないです。
徒歩での配達が可能に
2021年6月22日から、東京23区内で 「徒歩」 の配達(Uberウォーカー)が試験導入されています。
今まで配達車両を持ってない場合は、購入するかレンタルするかの2択でしたが、徒歩という選択肢も増えました。
配達は短距離のみで報酬額も徒歩料金に調整されますが、やはりスピード面では自転車やバイクにかなわないので、件数をたくさんこなすのは難しいです。
ガッツリやりたい人よりも、短期間だけサクッとやりたい人に向いているかもしれません。
スマホホルダー
配達グッズの定番といえば、自転車やバイクに取り付けてスマホを固定するスマホホルダーです。
Uber Eatsで稼働中は何度もスマホを操作したり、地図の確認をするので、そのたびにポケットからスマホから取り出すのは効率が悪いです。
スマホホルダーにセットしてあればいつでも視線を移すだけでリクエストや経路の確認ができます。
走行中のスマホ操作・注視(ながらスマホ)は危険なので絶対にやめましょう。
レストランと配達先ではスマホを持ち運ぶ必要があるので、取り外しのしやすさを重視するといいです。ワンタッチで着脱できるタイプ(クイックホールド)はスマホを置くだけで固定され、取り外す時も一瞬です。
もしくは自分の腕などに身に着けるタイプだと取り外しの必要がなくスムーズです。雨天でも配達する場合は防水性を考慮したいです。
いずれもamazonで2,000円くらいで買えるので、すぐに元は取れるでしょう。
モバイルバッテリー
ドライバーアプリは常に位置情報を取得しているため、バッテリーの消耗が非常に激しいです。
スマホのバッテリーはUber Eats 配達パートナーの命といってもよく、外でも充電が出来るモバイルバッテリーは必須アイテムのひとつです。
iPhone8で1時間に20~30%くらいのペースで消費します。2~3時間の稼働であればなくても問題ないですが、それ以上であれば必ず持っておいた方がいいです。
10000mAhのモバイルバッテリーであれば、iPhoneXを3回ほど満タンに充電することができます。これくらいの容量があると、長時間でも安心して稼働できます。
配達中にスマホのバッテリーが切れたら、配達先がわからない、電話もできない、配達完了操作もできないなんて、考えただけでもゾッとします。
特に夏場の配達はバッテリー消費が尋常じゃありません。配達の途中で充電が切れてしまわないよう準備しておきましょう。
ヘルメット
2023年4月から、全国的に自転車のヘルメット着用が努力義務化されました。
着用しなかったからといって罰則などはないですが、事故にあった時にヘルメットの有無は命にかかわってくるので、必ず着用した方がいいです。
また、配達パートナー全員が自動的に加入されている傷害補償制度では、ヘルメット着用の有無で入院時の一時金が変わります。(ヘルメット有20000円、ヘルメット無5000円)
いくら気を付けていても事故に遭うことは絶対にゼロではないので、自分を守るためにも着用しましょう。
お釣り
Uber Eats はクレジットカードなどオンライン決済が基本ですが、現金での注文も可能です。
現金の注文を受けるかは配達パートナーが選択することができます。
その際は、お釣り用の紙幣や小銭を準備しておく必要があります。コインケースなどにまとめて入れておくと管理しやすいです。
あると便利なもの
バッグ固定ラック
配達バッグはリュックのように背負うことができますが、ずっと背負ってると肩が凝るし、夏は背中が蒸れてとても暑いです。
そこでオススメなのが配達バッグを固定するラックです。具体的な商品名は、昭和インダストリーズ 後用浅型ラック フィックスキャッチといいます。
これをバイクや自転車の荷台に取り付けて配達バッグを固定すると、バッグを背負ったり降ろしたりする時間の短縮になるし、めちゃくちゃ楽に配達できるようになります。
ただ、どうしても振動は伝わりやすくなるので、緩衝材を使うなど別の工夫も必要になります。
緩衝材
配達バッグはたくさんの商品が入るように大き目にできているので、少量の商品や小さい商品を入れるとスキマが大きく料理が動いて崩れてしまうことがあります。
そんな時はスキマを埋める緩衝材を使うと便利です。サバイバルシートは断熱性もあり配達パートナーに人気です。
何を使うかは人それぞれで、タオル、スポンジ、エアクッションなど様々です。(使い古しのタオルや古新聞など不衛生なものは使ってはいけません)
敷き紙
置き配する時に、商品を直接地面に置くと袋に砂や汚れが付いてしまったりして、あまり気持ちがいいものではありません。
紙ナプキンや白紙のコピー用紙など、紙(いわゆる置き配ペーパー)を1枚敷くと親切です。新聞紙やチラシは新品でも印象が悪いのでやめた方がいいです。
置き配は注文者と顔を合わせないだけに、こういった紙一枚でも評価が変わってきます。
また、床に触れないようにドアノブに引っ掛けると、注文者がドアを開けた時に袋が落ちてしまうのでやらないようにしましょう。
ネックストラップ
1日に何度もスマホホルダーに付け外ししていると、しっかりロックされていなくて落としてしまうことがあります。
そういう時にストラップを付けてあれば、スマホを落として割れてしまうのを防ぐことができます。
あとは、ピックアップやドロップ時に荷物が多くて両手がふさがってしまうことがあります。スマホをいちいちポケットにしまうのはけっこう面倒ですね。
仮置きでバイクのシートにスマホを乗せておいて、滑って落としてしまったこともあります。
このように、落下防止の観点と、両手が自由に使えるという2つのメリットがあり、ネックストラップはかなりオススメのアイテムです。
手袋
場は汗によってハンドルから手を滑らせてしまう危険があるし、冬場は寒さで手がかじかみ大事な商品を落としてしまうことも・・・。
夏用(滑りにくく通気性の良いタイプ)と冬用(風を通さないタイプ)をそれぞれ準備しておくとより快適に配達できるでしょう。
スマホ対応であれば、スマホを操作するたびに手袋を外す必要がなくて便利です。
汗拭きタオル
意外と忘れがちなのが汗ふきタオルです。
夏場はもちろん、冬場も意外と汗かきます。商品受け取り時やお届け時など、人と対面する際には汗をふいて清潔な状態を心掛けましょう。
レインウェア
突然の雨に対応できるようにフード付きのレインウェア(ジャケットタイプ)がオススメです。
ポンチョタイプは下半身がびしょ濡れになるのでやめたほうがいいでしょう。
ワークマンなどで購入できますし、緊急用なら100円ショップでも売ってる簡易タイプもコンパクトで持ち運びやすいです。
サポートセンターのカード
トラブルが起きたときのために、パートナーセンターでもらえる名刺カードを財布に入れておきましょう。
スマホのバッテリーが切れたり、落として故障してしまったりでスマホが不能になってしまっても、電話番号さえわかれば公衆電話から連絡することができます。
サポートセンターの電話番号は問い合わせ先の記事に載せています。
ウエストポーチ
財布など自分の手荷物は配達バッグに入れず、肌身離さず持てるウェストポーチがオススメです。
両手を塞がないもの、大きすぎず運転の邪魔にならないものを選びましょう。
着替え
汗で濡れた服が気持ち悪いとか、臭いが気になる場合は着替えを準備しましょう。
荷物になるのでTシャツなど最低限で十分だと思います。
マスク
交通量が多い道路を走っていると、車の排気ガスを吸って喉が痛くなってしまうことがあります。
排ガス以外にも、花粉対策だったり、風邪予防だったり、外で長時間働く人にとっては重要アイテムです。
2020年以降は、コロナウイルス感染対策のため、消毒液とセットで必須になりました。
飲み物
夏は熱中症にならないためにも必ず飲み物は持っていきましょう。
スポーツドリンクや塩味のあめなども用意し、塩分もしっかり確保しましょう。
冬でも自転車に乗ると汗をかくので、一年中飲み物は必要です。
暑い日に必要な持ち物
- 日焼け止め
- サングラス
- 汗拭きタオル
真夏の紫外線の強さは尋常じゃありませんから、男女関係なく日焼け止めは必要です。日焼け止めなしだと肌が真っ赤になってしまい、火傷したように痛くなります。
紫外線で目がやられるのでサングラスもあるといいです。ただしレストランや配達先では外しましょう。
寒い日に必要な持ち物
- 貼るカイロ
- ネックカバー
- 手袋
貼るタイプのカイロをお腹と背中とつま先に貼っていくと全然違いますよ。
マフラーは外れると車輪に絡まる危険性があるので避けた方がいいです。首までおおうジャケットを着て行くか、簡単に外れないネックカバーがいいです。
購入したものは経費に
配達の仕事用に購入したバッグや、スマホの通信費は経費にすることができます。
経費にできればそれだけ支払う税金が減るので、結果として収入を増やすことができます。確定申告に備えて必ず領収証を取っておきましょう。
税金や確定申告について詳しくはこちらのページにまとめています。
まとめ
たくさんのアイテムを紹介しましたが、これらを全部持っていくとものすごい荷物になってしまいます。
Uber Eatsは長時間外で活動するので、荷物が多ければ体への負担が大きくなるし、できるだけ持ち物を減らした方が配達はしやすいです。
配達しているうちに、このグッズは必要・このグッズは要らない、というのがわかってくるので、自分にとって必要なアイテムを吟味して持っていくものを決めましょう!