【ジャイロキャノピー】Uber Eats 配達パートナーがミニカー登録車買ってみた!【超小型電気自動車(EV)の情報も!】

noshiftデリバリーワーク編集部

フードデリバリー配達員の皆さんは、ジャイロキャノピー(GYRO CANOPY)をご存知でしょうか?

ピザ屋さんが配達に使ってるバイクと言えば分かりやすいかもしれません。

実はあのバイク、ミニカー登録をするとかなり便利な乗り物に化けるんです!

この記事では、フードデリバリー配達員が『三輪バイク・ジャイロキャノピー』を使う有用性について、詳しく紹介します!

また、最近何かと話題の超小型電気自動車(EV)』の情報についても掲載していますので、是非チェックしてくださいね!

目次
  1. 配達が楽しくなる!ジャイロキャノピーの利点
  2. バイザー効果で多少の雨や風ならへっちゃらです!
  3. ミニカー登録車のメリット
  4. ミニカー登録車のデメリット
  5. ジャイロキャノピーミニカー登録車のまとめ
  6. これからのデリバリー車両 超小型EV情報
  7. 超小型EVとフードデリバリー メリット・デメリット
  8. フードデリバリー的 超小型EVの結論

配達が楽しくなる!ジャイロキャノピーの利点

配達バックも楽々収納可能!出し入れがとっても簡単!

配達バックを入れても余裕があるので、余分な緩衝材を入れたりすることもできます!
配達バックを入れても余裕があるので、余分な緩衝材を入れたりすることもできます!

別売りの配達ボックスPRを装着すれば、配達バックがすっぽり収納できるので、雨の日でも水濡れの心配がありません。

配達ボックスの開け閉めが面倒という方は、荷台にコンテナをセットPRして配達バックを入れる方法もあります。

コンテナは結束バンドPR、配達バックはゴムロープPR使えば簡単に固定できるので、配達ボックスと比べ手軽でコスパも〇。

ただし、コンテナは雨が防げないので配達バックの浸水が気になる方は、費用はかかりますが配達ボックスの購入をおすすめします!

料理の積み込み・受け渡しがしやすい

配達ボックスだけ見ても、どれだけ配達しやすいかが分かっていただけるはず!
配達ボックスだけ見ても、どれだけ配達しやすいかが分かっていただけるはず!

配達バックを背負っている場合、店内にバックを持ち込むか・車両に置いていくのかと気を使います。

※最近はUber Eatsバックの盗難も多いので、繁華街にあるお店だと心配です…。

しかし、荷台に配達バックが収納できるジャイロキャノピーは、手ぶらで商品をピックして荷台のバックに積み込むだけ!

雨の日のマナーとしてカッパの上着だけはお店に脱いで入りたいので、バックを背負わないで良いジャイロキャノピーは控えめに言って神です!

料理の型くずれ・汁こぼれの危険が少ない

ジャイロキャノピーで配達する場合、基本的に配達バッグを担がないので料理の型くずれや汁こぼれの危険性を最小限に減らすことができます。

私がジャイロキャノピーで配達した商品は詰め込みに緩衝材を使ってはいますが、型くずれや汁こぼれを起こしたことは、今まで一度もありません。

急発進や急ブレーキをしないように注意しているとはいえ、スクーターで配達しているときには完全には防げなかったので、それに比べれば安心度は高めです。

バイザー効果で多少の雨や風ならへっちゃらです!

このバイザーのおかげで、雨濡れが大幅に軽減されます。
このバイザーのおかげで、雨濡れが大幅に軽減されます。

ジャイロキャノピーには大型ルーフPRが装備されていますが、そこにワイドバイザーPRをプラスすると雨の日でもびっくりするほど濡れません。

経験上、大雨でなければカッパPRはズボンだけで十分! 上半身はほとんど濡れないので上着は必要ありません。

カッパの上着を着たまま入店するのはお店の迷惑になるので、脱ぐ手間が省けるのはかなりのメリットと言えるでしょう。

強風には要注意!

大型ルーフのおかげで雨や少々の風は防げますが、強風の場合は注意が必要です。
大型ルーフのおかげで雨や少々の風は防げますが、強風の場合は注意が必要です。

大型ルーフPRが付いてると風の影響を受けやすいので、強風の日に運転する場合には細心の注意が必要です。

無理な運転を行うと、風にあおられて思わぬ事故を引き起こしてしまいます。

風が強い日は、大型車の通行が多い幹線道路はなるべく使わず、スピードを控えて急な車線変更は行わないようにしましょう!

携帯電話が濡れない!USB電源でバッテリーに不安なし!

バイク電源から直接充電ができるので、モバイルバッテリーを持ち歩く必要がない!
バイク電源から直接充電ができるので、モバイルバッテリーを持ち歩く必要がない!

ながらスマホが厳罰化されているいまだからこそ、常にスマホを触らないでもいい様にステーを取り付けるのがおすすめです。

大型ルーフにステーを取り付けて、携帯ホルダーPRUSB電源PRを取り付ければスマホを充電しながら運転できます。

しかも、大型ルーフで雨をしのげるPRので、不具合を起こす可能性が低く、スマホも濡れることはほとんどないので、水没の心配をしなくていいのは嬉しいですね!

ミニカー登録車のメリット

一般の自動車と同じ速度での走行が可能に!

ミニカー登録は「原付バイクの30キロ制限 を解除するために行う」と言っても過言ではありません。

ミニカー登録を行えば、普通車と同じ制限速度で通行することができます。

※ただし、最高制限速度は60キロで自動車専用道路を通行することはできません。

原付バイクで走行していてスピードオーバーで警察に捕まったことはある方には、特にこのメリットの重要性が分かっていただけるはずです!

※私は、50キロ制限の道を40キロで走行していて違反切符を切られたことがあります…。

二段階右折をしなくても良い

このような四車線道路でも二段階右折をせずに走行可能!
このような四車線道路でも二段階右折をせずに走行可能!

ミニカー登録車は原付バイクですが、二段階右折をする必要がありません。

そのため、配達エリア内に三車線以上の道路が多くある地域では、配達効率が格段にUPします。

現在原付バイクで配達している方がジャイロキャノピーに乗り換えたら、二段階右折をしないだけでこんなに快適になるのかと驚くはずです!

ヘルメットを着用しなくてOK!

ミニカー登録車にはヘルメットの着用義務がないので、ヘルメットPRを被らずに運転していても交通違反にはなりません。

たまに白バイに止められることがあるかもしれませんが、罰則は科せられません。

ただしノーヘルはとても危険なので、事故をしたときのことを考えると推奨できません!

おしゃれなタイプPRでもいいので、必ずヘルメットは着用しましょう!

ミニカー登録車のデメリット

運転には普通自動車免許が必要

ジャイロキャノピーは50CCの原付バイクですが、ミニカー登録を行うと運転には普通自動車免許が必要になります。

もし、原付免許しかお持ちでない方がミニカー登録車に乗りたい場合は、普通自動車免許を取得してからにしましょう!

ノーマル車と比べると割高になる

ミニカー登録を行うには後輪に専用部品を取り付ける必要があり、ジャイロキャノピーを購入する場合、車体代+別途改造費が必要になります。

改造費はバイク屋さんによって異なりますが、パーツ代+工賃で5万円~10万円程度掛かると思っておきましょう。

ミニカー登録車すると燃費が悪く感じる

すかいらーくガストやマクドナルドなど、大手企業でも導入されているジャイロキャノピーです。
すかいらーくガストやマクドナルドなど、大手企業でも導入されているジャイロキャノピーです。

ジャイロキャノピーは、燃費が54.5km/L(30km/h走行時)とスーパーカブ並みに良く、すかいらーくガストやマクドナルドなど、数多くの会社で配達車両として採用されています。

常にマックススピードで走らなければそこまで気にすることはありませんが、ノーマル車と比べるとミニカー登録車はスピードを出していい分、燃費が少し落ちます。

30キロ以下で走行しているときと比べると、1~2割程度燃費が悪くなっていると感じます。

ノーマル車より危険度が高い

ミニカー登録者の多くは、ヘルメットを被らなくても罰則がない為、ノーヘルで運転しているそうです。

体を守ってくれそうな大型ルーフも、事故時にはなんの意味もありません。

逆に強風時には大型ルーフのせいで危険度が増すので、様子をみて早めに稼働を止めるなど未然に事故を防ぐことが重要です。

また、もし任意保険労災保険に加入していない方は、いざというときのために保険加入の検討もお忘れなく!

ジャイロキャノピーミニカー登録車のまとめ

利便性と配達効率が上がる半面、購入費や固定費などの費用面が割高になるジャイロキャノピーのミニカー登録車。

ですが、実際に使用してみた感想は「購入して良かった」の一言に尽きます。

私見ではありますが、雨の日だけでなく寒い日の稼働も億劫でなくなり、経費面が少々掛かっても問題ないという印象です。

本気でフードデリバリーを頑張ってみようと思っている方、今より少しでも収入を増やしたいと思っている方は、ジャイロキャノピーの購入を検討してみるのをおすすめします!

これからフードデリバリーをはじめてみようと思っている方へ!

出前館の登録ページはこちら

これからのデリバリー車両 超小型EV情報

最近何かと話題の超小型電気自動車(EV)。『TOYOTAのCOMS(コムス)』や『タケオカ自動車工芸のLala』、『JIAYUANのe-Apple』などが有名です。

多くのメーカーが凌ぎを削ることで、性能の向上だけでなく価格の低下が見込めるなど、今後が楽しみな車両です!

超小型電気自動車(EV)の種類

フードデリバリーで使うなら、第一種原動機付自転車の区分がおすすめです!
フードデリバリーで使うなら、第一種原動機付自転車の区分がおすすめです!

超小型電気自動車(EV)には大きく分けて2種類のカテゴリがあり、ミニカー(第一種原動機付自転車)に属するものと、超小型モビリティ(軽自動車)に属するものに分けられます。

※超小型モビリティは厳密に言えば、型式指定車と認定車に分けられますが、この記事では軽自動車として一緒に扱います。

ここでは、軽自動車扱いのものではなく、主にミニカー扱いの車種に焦点を当てて紹介していきます!

詳しい超小型モビリティの区分についてはこちらから確認できます!

ランニングコストや維持費について

ミニカー登録車は、税金や自賠責が安く車検もないので、ランニングコストが安く抑えられると注目を集めています。

※超小型モビリティは軽自動車と同じ扱いなので、税金や保険もミニカーより高く、車検もあります。

また、車庫証明が必要ないので、人によってはわざわざ駐車場を借りなくても良いのも高ポイント!

※横幅は自転車2台分くらいのスペースがあれば駐車可能です!

バッテリーは家庭用のコンセントで気軽に充電できます。車両にもよりますが充電0の状態から満充電した場合にかかる費用は150円程度。一回の満充電で鉛バッテリーであれば50~60km程度、リチウムイオン電池であれば100~150km程度走行できることを考えると、かなりコスパはいいと言えるでしょう。

ただし、一回の充電で走行可能な距離が減ってきたら、バッテリーを交換する必要があり、費用は20万円~40万円程度かかります。

その分、燃料費(充電費)は格段に安く、ランニングコストは相当抑えられるので、ガソリン車と比べるとトータル的にお得だと思います。

操作性や安定性に不安はない?

超小型電気自動車(EV)は元々ミニカーや軽自動車の基準で作られた車両なので、バイクを改造したジャイロキャノピーと比べると安定性が高く、操作も一般的な自動車のような感じで運転できます。

ただし、軽自動車と比べると車両重量が軽量なので、スピードを出しすぎていると路面状況をダイレクトに感じます。

重量がある鉛バッテリーの場合は気にする必要はないかもしれませんが、軽量なリチウムイオン電池の場合は注意してください!

といっても、3輪のジャイロキャノピーと比べると、4輪の超小型電気自動車(EV)は安定性が良いので、無理な速度で運転していなければ安定性を保つことができます。

超小型電気自動車は一般的な軽自動車と比べると小型でコンパクトな設計が特徴です。

そのため、狭い道路や都市部の混雑した交通状況でもスムーズに移動することが可能!

小回りもかなり効くので、狭い路地でも簡単にUターンできますよ!

超小型EVとフードデリバリー メリット・デメリット

雨の日もへっちゃら!配達が楽しくなる!

超小型電気自動車(EV)は、短距離圏内の利用を目的とした車両として開発が行われているため、フードデリバリーとの相性は抜群です。

事実、TOYOTAのCOMS(コムス)はセブンイレブンの配達用に大量採用されていたのをご存知の方も多いハズ。

コムスには搭載されていませんでしたが、ハードドアが搭載されている車両であれば、強めの雨が降っていても気にせず配達することが可能!

※と言っても、コムスは幌(ホロ)をつけることができるので、雨の中でも運転は可能です!

車両後部に配達バッグを積載できるので、商品崩れや汁漏れの危険性をかなり低減できます。

しかも、車両ソケットで電源が供給できるので、バッグの中にヒーティングプレートをセットすれば、料理を温かいままお届けできるのは嬉しいですね!

燃料費を大幅に削減できる

電気自動車はガソリン車に比べると燃料費が安くすむため、運用コストの大幅削減が可能です。

また、車両メンテナンスが簡単で、定期的に行うオイル交換なども必要なく、長期的な運用コストもかなり抑えることができます。

専業でフードデリバリーを行っている方は、多いと1日100km以上走行することもあるので、ガソリン車と電気自動車の燃料費を比較すると、1ヶ月1万円以上差が出てくると思います。

5年~7年でバッテリー交換を行うと仮定しても、超小型電気自動車(EV)で配達を行う方が年間10万円程度、経費が削減できる計算になります。

一件配達して配達報酬が500円だとすると、10万円なら200配達分…。一考の余地はありそうですね!

一般的な自動車では通りづらい道でも通行できる

超小型電気自動車(EV)は横幅が1.3m以下なので、自転車が横並びで通行できる車幅があれば通行できます。

裏道をマスターすれば、渋滞を避けて配達を行うこともできるようになり、配達時間の大幅な短縮が見込めそうです。

ランチやディナータイムなどに一件でも多く配達を行いたいという方は検討してみましょう!。

走行可能距離が満充電で約50km

超小型電気自動車(EV)は基本的に短距離の走行を想定されているため、バッテリーを満タンに充電した場合の走行距離が約50kmと、思ったより距離を走ることができません。

50kmなら朝からランチ終了まで配達したら一度充電しなければディナータイムは配達できませんね。これはデメリットと言えるでしょう。

ですが?!もし初期費用に余裕があるのであれば、鉛バッテリー車ではなくリチウムイオン電池を搭載した車両にすれば、満充電で100km以上走行することができます。

フードデリバリーを副業で行っている方は鉛バッテリー、専業ならリチウムイオン電池と使い分ける必要はありそうです。

フードデリバリー的 超小型EVの結論

現在の車両価格は100万円から200万円と決して簡単に手が出せる金額ではありません。

個人的な意見にはなりますが、超小型EVは後2~3年したら一般的に普及し始めます。

超小型電気自動車(EV)の価格が100万円を切るようなら検討してみてもいいかなと思いますが、現状は総合的に判断してジャイロキャノピーに軍配が上がると感じました。

今、自転車や50ccバイクで配達を行っている方が、もう少し楽に配達をしたいと思うなら、自分の予算に合わせてジャイロキャノピーか、超小型EVを選んでみてくださいね!