【PPDD】Uber Eatsで他店舗ダブル配達が導入!配達してみて分かった稼ぐコツや注意点
Uber Eatsでは、2022年11月10日より、他店舗(最大2店舗)からの配達リクエストを同時に受け取れる機能が実装されました。
現時点では、首都圏などの一部の地域に導入されていますが、順次日本全国に展開していく予定のようです。 配達員自身の判断で他店舗ダブルを受け取れる事により、1回で効率良く配達する事が目的で実装されました。
しかし、配達してみると意外とメリットデメリットがある事が分かったので、実際の稼働経験を元にご紹介致します。
- 同一店舗ダブル(PDD)・他店舗ダブル(PPD・PPDD)とは
- 他店舗ダブル配達(PPDD)の特徴
- 他店舗ダブル配達(PPDD)のメリット・デメリット
- 他店舗ダブル配達(PPDD)の攻略法
- まとめ
同一店舗ダブル(PDD)・他店舗ダブル(PPD・PPDD)とは
従来のダブル配達は同じ店舗で2件分の配達ですが、今回のアップデートで他店舗のダブル配達が可能になりました。
- PDD(ピック→ドロップ→ドロップ)
- PPD(ピック→ピック→ドロップ)
- PPDD(ピック→ピック→ドロップ→ドロップ)
同一店舗ダブル(PDD)
同じ店舗で2件分の商品を受け取り、AとBのお客様に配達する事を同一店舗ダブル配達と言います。
配達の流れは以下のようになります。
- A店舗で2件分(AとB)受け取り
- Aのお客様に受け渡し
- Bのお客様に受け渡し
他店舗ダブル(PPD)
他店舗ダブル(PPD)は、同じお客様が2店舗で注文する事を言います。
こちらは、今回のアップデートで新しく追加になった配達方法になります。
配達の流れは以下のようになります。
- A店舗で受け取り
- B店舗で受け取り
- AとBの商品をお客様に受け渡し
なお、クエストのカウントは2件分になるので、クエスト効率の良い配達でオススメです。
下の画像のように、【どちらも同じ注文者の注文です。】が目印になります。
他店舗ダブル(PPDD)
他店舗ダブル配達(PPDD)は、AとBの店舗で商品を受け取り、AとBのお客様に配達する事を言います。こちらも、今回のアップデートで新しく追加になった配達方法になります。
配達の流れは以下のようになります。
- A店舗で受け取り
- B店舗で受け取り
- Aのお客様に受け渡し
- Bのお客様に受け渡し
他店舗ダブル配達(PPDD)の特徴
リクエスト画面は通常のダブル配達と同じ
配達リクエストでは、従来の通常ダブル配達と同じように表示されます。
実際にリクエストを取ってみて、稼働ガイドを見てみないと他店舗ダブルなのか通常ダブルなのか分かりません。
この【三】を押すと稼働ガイドを見れ、1件目と2件目のピック先が分かります。
赤枠が1件目のお店とお客様、青枠が2件目のお店とお客様になります。
割と近いお店で他店舗ダブルを組んでAIが配車してくれる傾向にあるのですが、たまに配達員が足りない状況などでは遠いお店でダブルを組まれる事もあるので事前に稼働ガイドでお店はチェックしておくのをオススメします。
追加ダブル配達もある
従来の同一店舗ダブルと同じように、1件目の配達中に追加で他店舗の配達リクエストが来る事があります。
画像のように、オーダーリクエストが表示されるので、自己判断で受けるか決めましょう。
オーダーを受諾したらダブル配達になり、1件目をピックしたら2件目にこのオーダーをピックしに行く流れになります。
配達は順指定になるので、稼働ガイドをみて確認するようにしましょう。
跨ぎクエストも達成しやすくなるので、あまりにも安い案件以外は受諾する事をオススメします。
土日祝は多店舗ダブルは多め
実際に他店舗ダブルが導入されてから、2週間ほど稼働してみて分かったのは、平日よりは土日祝の方が多店舗ダブルの頻度は多かったです。
特に加盟店が多い駅周辺にいると、多店舗ダブルが多く、ピークタイムなんかはほとんどが他店舗ダブルでした。
ただ、あまりにも距離の割りに安いオーダーも結構あったりするので、見極めてオーダーを取ることをオススメします!
マクドナルドは対象外
マクドナルドは同一店舗ダブル同様、他店舗ダブルも対象外になっております。
クエストの消化を気にされない方や1件単価でマクドナルドの配達範囲内の近所で稼働したい方には良いでしょう。
他店舗ダブル配達(PPDD)のメリット・デメリット
調整金は付きやすい
他店舗ダブルが導入されてから、2週間ほど稼働してみてサンプルをいくつか用意してみました。
他店舗ダブルを10回以上受けてみましたが、基本的にこの4つのサンプルのように調整金は付きやすかった印象です。
おそらく調理待ち、他店舗ダブルに伴うルートの迂回などで調整金がつきやすくなっているのかなと感じました。
跨ぎクエストが達成しやすくなる
1件ずつ配達するより、他店舗ダブルの方が件数の効率は良いので、跨ぎクエスト回数を削るにはかなりメリットだと思います。
繁忙期や雨の日以外はなかなかオーダーが数珠繋ぎしにくいので、他店舗ダブルはクエストを削るにはとても助かりました。
高単価案件がたまにあるが、クレームには注意
Uber Eatsではお客様が注文してか配達員がなかなか決まらない案件(熟成案件)は高単価になっている事が多く、多店舗ダブルではその案件が混ざっている事が結構多い印象でした。
よく出るタイミングとしては、
- 雨クエが出てない雨天荒天時
- 注文数が多いけど、配達員が休んでる土日祝のアイドルタイム
- 土日祝の僻地の加盟店など
お店の人に聞いたところ、前の配達員がキャンセルしたと言ってる事が多かったので、おそらく『2件目で商品がバッグに入らなかった、1件目からのピック先が遠かったからキャンセルした』などが理由だと思います。
なので、こういった高単価の他店舗ダブルを受け取ると、お客様から『まだですか?お届け予定時間から1時間以上過ぎてるのですが。』などのクレームメッセージが飛んでくる事がよくあります。
高単価で一見メリットではありますが、お店とお客様のフォローをしっかりしないと高確率でBADが付けられてしまうので、その点は注意して受けるようにしましょう。
クレーム&低評価が多くなる
他店舗ダブル配達だと、2件目のお客様からメッセージでクレームや低評価をつけられる事が多かったです。
お客様からの位置情報だと、他のお店寄っていたり迂回しているように見え、到着時間も遅くなりがちになるので低評価を付けられる事が多かったです。
平均単価が低くなる
1件の単価と比べて、他店舗ダブルは2/3位の平均単価の感覚でした。
4000回以上配達してみて私の感覚では、シングルでは1kmあたり170〜200円に近い単価ですが、他店舗ダブルは1kmあたり平均単価120〜150円くらいの印象でした。
見て分かる通り、1kmあたり約100円ちょっとの他店舗ダブルオーダーになります。
個人的には、左のようなロングの他店舗ダブルは、単価が割に合ってないですし、配達員がなかなか決まらないオーダー(熟成案件)で低評価やクレームを受けるリスクもあるので、なるべく受けない事をオススメします。
バッグの容量がギリギリ
他店舗ダブルだと、お店によってはデリバリーバッグの中に入りきらない事も結構あります。
このタイプのデリバリーバッグだと、入りきらない事が多いのであまりオススメできません。
ラーメンやお寿司、ピザなどでオーダーを組まれた場合は、縦に重ねる形になって破損に繋がったり、そもそも入りきらないなど、まず厳しいと思います。
多店舗ダブルを受けるためには、(高さ45センチ、横45センチ、奥行き25センチ以上)の公式のUber EatsバッグPRのようなサイズのものを使う事をオススメします。
他店舗ダブル配達(PPDD)の攻略法
他店舗ダブルを30回ほど受けて、私が見つけた攻略法をご紹介いたします。
ピークタイムの他店舗ダブルはバラすのもアリ
ピークタイムの他店舗ダブルは片方キャンセルして1件のみに配達にするのもアリです!
画像を見てもらえる分かる通り、762円の見積もり金額で片方キャンセルして1件のみの配達でも500円近くの報酬金額になっています。
つまり、2件目は263円の報酬金額になるという事になります。
件数効率が良くなってクエスト遂行率は上がりますが、1件あたりの単価は落ちるのでクエストに余裕がある方などには鳴りのいいピークタイムはバラして1件ずつ配達するのもアリだと思います。
表示されている店舗が2件目の時があるので注意
多店舗ダブルのオーダーリクエスト画面に出てくる店舗は基本1件目のお店が表示されるのですが、稀に2件目ピックの店舗が表示される罠があります。
現在地から近い!と思ってみたら、1件目は逆方の迂回させられるパターンがあるので注意しましょう。
オーダーリクエスト画面の上に地図があるので、線で繋げられたMAPで表示されている店舗が1件目なのか2件目なのか確認してから取ることをオススメします!
まとめ
他店舗ダブル配達が始まってまだ間もないですが、実際に2週間ほど稼働した感想としては、【クエストの消化には良いけど単価の見極めは大事】に尽きるなと感じました。
特に雨クエみたいな4時間半で12件やらなきゃいけない時などには、助かる機能だと思います。
逆に言えば跨ぎクエストの回数がそこまでない方には、1件あたりの単価が下がってしまうので、あまりメリットではないように感じました。
Uber Eats側の報酬単価削減のための機能だと思うので、配達員自身でのオーダーの見極めを試されるので、【割りにあった単価のオーダーを取るスキル】を身につけられるようにしましょう。
その他のオススメ記事