デリバリーバッグを固定するリアキャリア(荷台)を付けたら配達がめちゃくちゃ楽になった!
Uber Eatsなどのフードデリバリーといえば、大きなバッグを背負っての配達ですね。
あのバッグ、長時間背負っていると肩への負担がけっこう大きく、どうにかして負担を軽くできないか考えていました。
そんな時に配達バッグを搭載できそうなリアキャリアを見つけて、予算的にもそれほどかからなさそうだったため、試しに導入してみました!
リアキャリアの設置から実際に使用して配達してみた感想を、配達件数5000件以上のベテラン配達パートナー目線で紹介します!
- リアキャリアを使うメリット
- リアキャリアを使う注意点
- リアキャリアの種類と設置方法
- 荷台用のカゴ
- 参考価格
- 自転車への取り付け
- 振動、落下対策
- まとめ
リアキャリアを使うメリット
- 身体への負担が減る
- 料理の破損を防げる
- バックが長持ちする
やはり一番のメリットは、身体への負担が大きく減ることです。バックを背負わないのは非常に身軽で、肩こり、腰痛の不安も解消されます。
背中が汗で蒸れる不快感からも解放されるし、まさに肩の荷が下りるといった感じですね。
自転車を漕ぐ時はどうしても前傾姿勢になりやすく、バッグが斜めになって料理がこぼれやすくなってしまいます。
リアキャリアに載せると水平を保ちやすく、料理の破損も防げます。ただ、自転車の振動が伝わりやすくなるため、緩衝材などでガードする必要性は通常よりも増します。
直接バックが身体に触れることがなくなるため、肩ベルトの消耗や、汗の付着がなくなり、バッグが長持ちするのもメリットと言えるでしょう。
リアキャリアを使う注意点
- 後ろが重くなる
- 乗りづらくなる
- 見た目の問題
いいことだらけのリアキャリアですが、気を付けておきたいこともあります。
リアキャリアとバッグが追加され、自転車の後ろが重くなってしまいます。バランスが悪くなり走りづらさを感じました。
また、乗る時にリアキャリアが邪魔になり、足を大きくあげたり、縁石を使ったり、自転車を斜めにしないといけない場合もあります。
徐々に慣れてはきますが、乗り心地を気にする方はこの2点を覚悟しておいた方がいいでしょう。
あとは見た目の問題ですね。リアキャリアが付いてるのはあまりかっこいいとは言えません。
仕事用と割り切って使えるなら大丈夫ですが、プライベートでも使う自転車に付けてしまうのは躊躇します。
リアキャリアの種類と設置方法
リアキャリアはママチャリには標準装備されていることが多いですが、ロードバイクやクロスバイクには基本的にはついておらず、別途取り付けが必要になります。
色々な商品があり、サイズ、最大荷重、取り付け方法などに違いがあります。
どれを選べばいいのかわからなかったので、行きつけの自転車屋さんに情報を聞いてみました。
リアキャリアには大きく2種類あり、リアキャリア用のダボ穴を使って設置するタイプと、サドルを支えているシートポストに取り付けるタイプがあるそうです。
ダボ穴を使って設置するタイプの方が強固で耐荷重も高いですが、ダボ穴が付いていないと取り付けることができません。シートポストに取り付けるタイプは車種を選ばず使えて簡単に取り付けができますが、耐荷重は低めです。
今回はGIZA PRODUCTSのシートポストタイプのリアキャリアを選びました。
せっかくなので取り付けも自転車屋さんに依頼しました。商品代金5000円、工賃500円でした。
(アマゾンなどネットショップで購入した方が安いので、自分で取り付けられる人はネットで購入するのがオススメ)
※車両に関する道具は経費にすることができます。経費や確定申告についてはこちらの記事で解説しています。
荷台用のカゴ
リアキャリアを設置しただけで終わりではありません。
配達バッグを乗せるためのカゴを別途装着する必要があります。
(逆に元からリアキャリアが付いてる自転車なら、カゴを付けるだけでOKです)
カゴを選ぶ際に一番重要なのはサイズですね。自分が使用している配達バッグが入るのか、事前に必ず確認しておきましょう。
取付方法は金具をネジ止めするだけのシンプルな構造なので、不器用な私でも15分程度で設置できました。
- サイズ(内寸):460×306×60
- 重量:1.45kg
- 材質:スチール
- 取付必要工具:プラスドライバー
- 取付作業時間の目安:5分
私が購入したのはこのカゴです。Uberバッグがすっぽりはまる大きさです。
最新バッグPRはもちろん、しゃくれバッグも使えます。
foodpandaのバッグは大きすぎて残念ながら入りませんでした・・。
- サイズ(外寸):483×357×217
- 重量:1.24kg
- 材質:樹脂
- 別売りの取り付けステーとブラケットが必要
コンテナタイプのカゴを使ってる人も見かけます。これも良さそうですね。
スチール製に比べるとガッチリしてるのに軽量ですが、こちらの方がやや高いです。
また、取り付け金具が別売りになので注意です。
参考価格
- リアキャリア:2000円~10000円
- 荷台用カゴ:2000円~5000円
- 工賃:500円~2000円
自転車屋さんはパーツが定価販売ですし、取り付けの費用もかかります。
ですが、どれを選べばいいのか相談に乗ってくれるし、取り付け方も教えてもらえるので、全く知識がない方は自転車屋さんに行ってみるのもありです。
自分で取り付けられる場合、ネットで購入した方が安く済み、4000円~5000円あれば完成します。
ネットで購入したパーツを自転車屋さんに持ち込んで取り付けてもらうのもありですが、できない場合もあるのでお店に確認しましょう。
自転車への取り付け
カゴの取り付け方はとても簡単です。
付属の金具を後ろから当てて、ドライバーでネジを固定するだけです。
カゴの取り付けだけなら自転車屋さんに頼まなくても誰でもできると思います。
15分ほどで取り付けが完了しました。
工程が少ないので、作業慣れしてる人ならあっという間に取り付けられそうです。
こんな感じになりました!
思ったよりスッキリしていて見た目もいいですね。
今回は縦向きに付けましたが、横向きに付けることもできます。
振動、落下対策
サイズがピッタリなので固定しなくても基本動かないですが、商品を積んでる時に万が一落下させてしまうと取り返しが付かないので、固定用のロープを使用しています。
アマゾンなどでも購入できますが、簡易なものなら100均でも売っています。
このように1箇所止めでも十分な振動、落下対策になると感じています。
それでも心配だったら、縦、横と2箇所止めすれば完璧ですね。
まとめ
実際に使ってみて、リアキャリア(荷台)の設置は簡単だし、費用対効果が大きいと感じました。
腰痛を経験している私にとっては、肩や腰の負担を減らせるのはとても良かったです。
チェックリストを作りましたので、以下に当てはまる方はぜひ検討してみてください。
- 配達バッグを背負うのが大変
- 腰痛、肩こりの持病がある
- 稼働日数・時間が多い
- 配達以外では自転車を使わない(見た目を気にしないならOK)
- 効率アップのために多少の出費は問題ない
身体への負担やストレスを軽減することで、楽しく稼働できるようになりますし、気になった方は試してみてください!