【広島】アラフォー女が配達員に挑戦しました【ママチャリ】
筆者は広島市在住の宅配サービスが好きなアラフォー女性です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)などのフードデリバリーは以前から知っていて、広島にも来ないかな~と願いつつ既存のピザやカレー、ハンバーガーなど店舗が実施している配達をよく頼んでいました。
そんなある日、広島にUber Eats 上陸&割引クーポンというチラシを見つけ歓喜! 喜んで利用しているうちに他のデリバリー会社も続々と増え始め、宅配を利用するだけでなく配達員の仕事にも興味を持ちました。
この記事には実際に配達の仕事に挑戦してみて気付いたことをまとめました。
「配達員は若者じゃないとキツイ?」「女性だけど働けるかな……?」と検討している方のヒントにもなればと思います。
筆者のスペックはこんな感じです。
年齢 | 44歳 |
職業 | 事務員 |
乗り物 | ブリヂストン製シティサイクル(3段階ギア) |
運動量 | 往復40分の自転車通勤 |
デリバリー知識 | お客としては割とよく利用している |
- 配達員の男女の割合や年齢層は?
- foodpandaで配達員デビュー
- Uber Eats の配達員にも挑戦
- 方向音痴でも意外となんとかなった
- 真冬以外は紫外線がヤバい!全力で防御を
- 自由度の高さが魅力!しかしママチャリはきつい!
配達員の男女の割合や年齢層は?
筆者はデリバリーを週2~4回は利用するユーザーでもあります。主な利用時間帯は日中~夜20時ぐらい。 出会った配達員は以下のような割合です。
男女比 | 男性9.5:女性0.5 |
男性の年齢層 | 若者8:中年2 |
女性の年齢層 | 若者10!(大学生ぐらいの年代) |
外国人の割合 | 5~6回に1回(DiDi Foodは2回に1回程度) |
女性配達員の内訳はfood panda(フードパンダ)が9割、残りはUber Eats(ウーバーイーツ)と出前館でした。
フードパンダはあのピンクのバッグが女性に好印象なのか、それとも時給保障があった時に始めた人がそのまま継続しているのでしょうか。
とにかく女性は若者限定の印象だったため、中年だと年齢的に何か難しいことがあるのか?と、やってみる前は不安がありました。
foodpandaで配達員デビュー
広島で展開しているフードデリバリーは複数あり、どこでやればいいんだろうかと検討していたところ、フードパンダは無償でバッグが貰えることを知りました。(2021年3月当時)
初期費用がかからないのはありがたい!ということで、フードパンダを1週間ほど体験してみました。
実際に働いてみた感想~最大の特徴はシフト制~
フードパンダの最大の特徴はシフト制で、事前にシフトを選択する必要があります。最低単位は2時間です。
筆者が始めた時には最低時給保障制度は終了していたため、シフトはけっこう空きがあって当日でも入れました。
シフトを入れたけど都合が悪くなってしまった場合、丸1日前くらいだったら「シフト交代」の依頼しておけば他のライダーが代わってくれたりします。
体力を考えて1日の稼働は短期間にしていましたが、年なのもあって連続で稼働すると体がくたびれてしまいますね……。
シフト中でも好きなタイミングで休憩は取れるので、2時間シフトのうち30分休憩したこともありました。慣れないうちから長時間シフトは取らない方がいいです。
シフト中の休憩はランクに影響するのでほどほどに
パンダバッグの大きさや受け取り方法
以前は拠点でパンダバッグや長袖Tシャツを貰えましたが、コロナの影響で広島拠点は閉鎖中です。(2021年6月現在。再開時期は未定)
そのためパンダバッグは自宅に配送してもらいました。
筆者宅には登録手続き後5日ほどで到着。すごく大きな箱で驚きましたが、持ってみるととても軽かったです。
パンダバッグについてはこちらの記事にも詳しくまとめています。
本当に見た目よりは軽いバッグなのですが、肩こり持ちだとやっぱり負担になることを実感。 長時間稼働するならマイチャリにリアキャリアを搭載したいかも……と思いました。
あとベテランのライダーさんのバッグを見ると色がだいぶ濁っているので、きれいなピンク色を保つにはお手入れが欠かせないです。
それでも頑張って働いていると汚れるのは避けられないよなぁ……、と思っていたところ、毎月28日は「28=フードパンダデー」というイベントでバッグを交換してもらえるとのこと! 嬉しいですね。
Uber Eats の配達員にも挑戦
小さめのバッグをゲット
foodpandaだけだとシフトを取れなかった時に稼働できないので、Uber Eats にも挑戦してみました。
Uber Eats は専用バッグをAmazonで販売していて、最新のバッグは緑色です。
Uberバッグの利用は強制ではなく、他のバッグでも稼働可能なので、手持ちのパンダバッグでやろうかとも検討しました。しかし、軽いとはいえパンダバッグはやたらと大きいので取り回しがきつい……。
まれに店舗側がUberバッグでの受け取りを指定していることがあります。
そこで、街で見かける配達員が持っていた小さめの黒無地バッグをAmazonで見つけてゲット。
他社バッグと比較すると軽さと小ささに嬉しい驚きを感じつつ、早速Uber Eats で配達員に挑戦しました。
慣れないアプリに悪戦苦闘
Uber Eats はフードパンダと違って配達先は商品受取後しか分からないため緊張しながら出発。(※2021年6月からUber Eats も配達先の位置が分かるようになりました)
お店がある建物を目指しますが、グーグルマップには建物名が全部表示されているわけではなく迷いました……。
ようやく見つけて商品を受け取り目的地に向かおうとしますが、アプリが次の画面に変遷しないトラブルが発生。 (やや古めのAndroid端末のせいかも)
誰かに聞くこともできないし心底焦りましたが、タップできるところを手あたり次第操作していたら配送先が表示されました。
他にも、お届け先情報に建物名の記載がなかったり、「外で待っています」の表示に気付かず受け渡し場所を見つけられなかったり、慣れないアプリに戸惑うことが何度か……。
若者と違ってスマホに無頓着だとアプリの見方や操作面などで苦戦するかもしれません。が、数をこなして経験値を積んでいけば大丈夫です。
Uber Eats に関する情報はとにかく豊富
Uber Eats は日本に最初に上陸した外資系フードデリバリーなので、配達やアプリについての情報が豊富に揃っています。(当サイト内にもたくさんのレポートがあります。)
女性配達員ならではのメリットや、京都で女子大生が挑戦してみた記事など、事前に読んでおくと不安が解消されると思います。
ひろさんのレポートは、同世代で闘病中の方ということで励みになりました。配達員は時間の自由が最大の特徴ですが、自分の体力に併せて働けるところもメリットだと改めて実感します。
方向音痴でも意外となんとかなった
筆者は初めて行く場所は元より、地元のショッピングモールの中でも迷うレベルの方向音痴です。
配達の仕事ができるか非常に不安でしたが、ネット検索したら「グーグルマップがあればなんとかなる」という意見が多かったので信じて挑戦。
結果、意外とできることを確認しました。
やってみた対策
- 地図アプリ1:グーグルマップは北が上になるように固定
これは方向音痴の筆者には絶対に必要な設定でした。 自分が向いた方向で地図がクルクル回転すると訳がわからなくなるためです(^^;)
- 地図アプリ2:Yahoo! MAPも導入
ヤフーのナビ&地図アプリ「Yahoo! MAP(ヤフーマップ)」だと番地も表示されていて便利です! 番地だけを頼りに探す戸建て住宅や、複数のビルがギッシリ立ち並んでいる街中で威力を発揮すると思います。
地図アプリの解説については、こちらの記事をご覧ください!
- 出発前にパソコンで地図を大きく表示して確認
自宅からの出発時は必ず行っていました。実際の場所は近くに行かないと分からないことは多々ありますが、大きな道や建物を把握しておくことが重要でした。
- ゼンリン地図が見られるアプリ
これは結局使いませんでした。グーグルマップで何とかなったからです。
バイクで稼働する場合は、市中心部から外れた住宅地の戸建てに当たる可能性が高くなるので役立つかも知れません。
真冬以外は紫外線がヤバい!全力で防御を
筆者が広島に来て自転車通勤をするようになり最初に目に入ったのは、顔全体を覆う大きな黒いサンバイザー(溶接工っぽいやつ) や日傘を装着して自転車に乗る女性たちでした。
最初は不思議に思いましたが、その理由はすぐ分かりました。そうです、日差し(紫外線)の強さです。広島は日本の南の方だけあって日差しがかなり強いのですね。
上のグラフのように5月から紫外線量が増えるのは日本全国共通ですので、配達員として1時間以上屋外にいるならどの地域でもしっかりとしたUV対策が必要です!
筆者のようにアラフォーはもちろんのこと、若い女性や男性もせめて首から上だけは全力防御しておくことを強くオススメします。
手軽かつ強力なUV対策は物理的防御
自転車を頑張って漕いでいると顔や首に汗をかいてきますが、配達員として稼働してる間はこまめな化粧直しや日焼け止めの塗り直しは難しいというのが個人的な感想です。
こちらの「ヤケーヌ」は、夏に屋外でスポーツやガーデニングなどの作業をする人にはおなじみの商品です。
以前は自転車だと溶接工バイザー同様にちょっと主張強めでしたが、今はコロナ禍の影響で黒など色付きマスクが見慣れたので、配達員として稼働する時にも良いのではと思いご紹介しました。 顔だけでなく首の後ろもガードでき、水分補給ができる形状なのがポイント高いです。
ただ、マスクをした上からこの「ヤケーヌ」を装着して自転車を全力で漕ぐとかなり息苦しいので、走行中は「ヤケーヌ」のみで、店舗や配達先に到着した時はマスクと使い分けるのがオススメです。ちょっと面倒……と思うかも知れませんが、「ヤケーヌ」は耳にひっかけてマジックテープで止めてあるだけなので一瞬で取り外せます。
体も長袖でガードがオススメ
次に首から下のUV対策ですが、日焼け止めはやっぱり塗り直す暇がなく外出時に1回だけになってしまう可能性が高いので、中途半端な日焼け跡を付けたくない人は長袖・長ズボンがオススメです。
日焼けはともかく長袖じゃ暑いのでは……と心配するかも知れませんが、砂漠にいる人の図を思い浮かべてください。極端な例を出しましたが、強い日差しは直撃を避けてガードした方が涼しいのがイメージできると思います。
筆者が普段愛用しているのはユニクロ「エアリズムUVカットメッシュパーカ」です。エアリズムなので肌触りが良く乾きやすい生地で、UVカット効果も「UPF40」と高め。
日差しがあまり強くない日なら、半袖に以下のようなアームカバーの軽装もいいですね。
こちらはレディースですが、男性や男女兼用の商品もたくさんあります(^^)
やっぱり半袖がいいけど日焼けはなるべくしたくない……という場合は、日焼け止めスプレーが手軽でオススメです。食品を扱う仕事なので、無香料の商品をチョイスしてみました。
少し長くなりましたが、紫外線を過度に浴びるのは百害あって一利なしです。できる限り避けながら稼働することをオススメします。
自由度の高さが魅力!しかしママチャリはきつい!
自由度の高さが最大のメリット
やはり思い立ったらすぐできる自由度の高さが最大のメリットです!
基本インドア派の筆者は少しでも悪天候だと外に出たくないので、自分で稼働するか否かを決められるのが魅力的でした。普通の仕事で強風や雨でお休みするのは基本許されないですものね。
運ぶ量は1~2人前の食品が大半で、力仕事ではないのも良かったです。
飲料を含む数人前やコンビニなどの大量注文(アルコールの缶・瓶やトイレットペーパーなど)を受けたらキツいですが、幸い今のところはそういう注文には当たりませんでした。
ママチャリは地味にきつかった
自転車通勤をしていたので運動をしないというわけではないと自負していたので、配達員としての不安は極度の方向音痴だけだと思っていました。
が!やってみると、平地でも広島ならではの橋の傾斜が地味にきついことが判明。
もし長時間稼働するなら電動アシスト付き自転車かバイクの方がいいというのが結論です。
女性は夜間はオススメしない
広島市に住んでいて治安が悪いと感じることは特にないのですが、夜は繁華街以外は歩いている人が少ない印象です。
自転車だとなんとなく心細いため、稼働は遅くても夜8時ぐらいまでにしておこうと思いました。
あと若い女性は夜間の「人通りの少ない街中」×「人の気配のない建物」のコンボは避けた方が無難です。
配達員は単独行動の仕事のため、用心に越したことはありません。
こんな方にオススメ
- 副業を始めたいけどシフトがある仕事だと体力が持つか不安
- 通常のパート・バイトでは難しい短時間(1~2時間)など空いた時間だけ働きたい
- 長期休暇など期間限定で働きたいからすぐ覚えられる仕事がいい
フードデリバリーは自分の都合や体力に合わせて働けるのが最大の魅力です!
広島ではフードデリバリーが6社(2021年7月現在)も展開しているため、自分に合ったところを選べば年齢性別関係なくマイペースで働けます。
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