Uber Eatsで330回配達してわかったこと
東京や横浜でUber Eatsをしている配達マンさんのレポートを紹介します。
- 多くの配達を経験して
- 稼ぎは始めた頃と変わったか
- 用意している備品や工夫など
- 配達のテクニック
- 時間帯別の待機や注文のこなし方
- 天候(雨や寒さなど)の対策
- 改善してほしい点
- 良かった・悪かった体験
- アドバイス・稼ぐためのヒント
- その他
- さらに細かいアドバイスを(必ず正解って訳じゃありません)
多くの配達を経験して
多くの配達経験を通して、お客さんの求めてるサービスがどういうものかが分かってきました。クレーマーは何やってもクレーム言いたいだけの人なので、ニッコリスルーして切り替えるのが◎
トラブル対応力が上がったことで、以前よりストレスを感じず配達を続けられるようになったと思います。わからないことが多いと不安だし慌てちゃいますよね。落ち着いて考えれば案外大丈夫!
また、注文が入りやすい&入りにくいエリアが把握出来てきるようになってきました。電車で行くとバラバラの認識だった街同士の位置関係がわかり、効率的に移動できるようになったのも大きいです。
稼ぎは始めた頃と変わったか
敷居の高そうな店やタワーマンションにも抵抗がなくなってきたので高ブーストエリア中心になりました。
時給に関してはそこまで大きくは変わりませんが、慣れてきて精神的・肉体的疲労はかなり減り、長時間の稼働ができるようになりました。
自分の限界をちゃんと知って休む時にしっかり休むのも続けられる秘訣だと思います。
用意している備品や工夫など
開始当初は自前のタオルを商品が倒れないよう空きスペースに詰めたりしていたんですが、よくよく考えると他人の持ってるタオルってあんまり衛生的に見えないんですよね。汚れてくると特に。
そこで最近は銀色のサバイバルシートを使用するようにしています。(Amazonで数百円PRで売ってます)
あとは玄関前に商品を置いておいて欲しいお客さんが一定数いますので、地べたに置く際料理の下に敷く紙ナプキンを持参するようにしています。面倒臭そうですが別に重くもなんともないですので。
あとはズレ防止にカバンの底にゴムシート敷いたり、カバンのファスナー部分にマジックテープ付けたりすると便利です。
配達のテクニック
インセンティブのつく日は1件あたりの配達報酬よりも配達回数がモノを言います。よって配達が終わったらショートピックが多いファストフード店の近くで張っていますw
ナビについてですが、信用しすぎると結構ロスになります。(あくまで表示されるのは最短距離だったりしますが、地図じゃわからない急な上り坂だったり信号待ち、細い街路は事故の可能性も増えますしね)
あと気休めですが原付に関して。駐車時に大バッグを置いていくと駐車監視員に「ああ配達なんだな」って思ってもらえます。(小バッグは持っていきましょう)
時間帯別の待機や注文のこなし方
地域によって利用するお客さんの層や、加盟店の傾向があります。
例えばオフィス街だと平日11~13時以外はからっきしとか、話題のスイーツ店やファストフードの多いエリアはちょっと遅めの時間帯もOKなどなど。
とにかく情報集めて時間に応じてエリア移動したりしています。そして忙しい時はしっかり働いて鳴らなくなったら諦めてしっかり休む!焦っても仕方ないんですホント。
動きたいなら地理なんかの情報収集と割り切って疲れない程度に徘徊してみるとか。私は疲れたらコンビニの無料のイートインスペースや駅前で待機しています。疲れると事故にも繋がりますしね。
※大きなカバン背負っての路上待機・駐車は迷惑にならない場所でしましょう。
天候(雨や寒さなど)の対策
雨の日は距離制限や利用店舗の減少など、結局報酬面も大きく変わらないですし何より危ないのでやりません。
暑い時期はまだやっていませんが寒さ対策に関しては一つ。着込んだ一番上に風を通さないウインドブレーカーやレインウェア着ると全然違います。
あと手袋の季節はスマホのタッチペンが案外使えます。
改善してほしい点
- 部屋番号なし(お客さんは入力していても反映されないケースもあるらしい)
- ダブル依頼の位置関係(2件逆方向の依頼も多数)
- Bad評価に対しての異議申立てのシステム
- サポートセンターでの情報共有の徹底
- ブースト倍率の事前告知
- ロングピック時に距離の別報酬を検討
- 横浜の契約店を増やして欲しい
良かった・悪かった体験
良かった体験
- 自分のペースで働けて、働いた分だけ報酬を得られるシンプルさ。
- 日常では意外とかけてもらえないお客さんからの「ありがとう」「ごくろうさま」の言葉。
- 普段出入りしないアッパー層向けマンションや飲食店の裏側など様々な人、価値観に触れて良い刺激になる。
- 一回数百円の配達をこなしてお金の大切さ、稼ぐ大変さを再認識。
悪かった体験
- 理不尽なクレームや不愉快な対応。
- 配達距離の間違いやデポジットを余分な請求、質問しても的を得ない回答をするサポートの質の悪さ。
- Uberのシステム不備やお店の梱包など、そのクレームのはけ口が配達員に来やすいこと。
アドバイス・稼ぐためのヒント
フリーの配達員とはいえ、やっぱりお店やお客さんとも顔を合わせるサービス業って事をちょっとだけ意識してみてください。
挨拶や備品などの心配り、立ち振舞いなど、ちょっとした事の積み重ねが大きく成果に繋がってきます。(自分自身にも今後のUber Eats全体にも)
自分からすると一日何件も配達するお客さんの一人でも、その人からするとたまに利用する一人の配達員なんです。
細かいアドバイスをちょくちょく書いていますが、実際やってみれば案外どれも大した負担じゃないんです。
ちょっとしたことでクレームがクレームでなくなったり、予想以上に感謝されたりもするのでやっている方も気分が良いというわけです。
その他
手続き無しでエリア変更が出来るようになったので、気分転換に横浜に配達に行ってきたんです。
最初に感じたことは都内に比べて契約店や利用者も少なく依頼が来にくい!報酬の単価も都内よりも低めに設定されているので思うように稼げませんでした…。
ですが、人混みも東京ほどではなく、潮風を感じながら海沿いの道路を走るのは本当に爽快!町並みも東京とは違った美しさがあります。大きな公園だって多くて待機場所にも事欠きません。
これから暖かくなって行楽シーズンで観光客も増えるでしょうし、契約店も増えれば報酬も上がってくるんじゃないでしょうか。配達員ももっと増えて盛り上がってほしいですね。(ほんと見かけませんでした)
都内も頻繁に配達していると飽きたなあなんて考えてる方は、気分転換に足を延ばしてはいかがでしょうか。(都内の赤チャリのようなベイバイクというサービスもあります。)
さらに細かいアドバイスを(必ず正解って訳じゃありません)
- 人と接する時は基本マスクをはずす(感染症の季節は逆に付けたままの方がいいかも)
- ヘルメットや手袋を外す(マックとかだとUberって一目で分かるという意見もあります)
- 挨拶をする、お礼を言う(声のボリュームはTPOに合わせて)
- 商品の受け渡しは両手で
- 商品をバッグにしまうときも丁寧に(見ているお店の人もいます)
- TPOに合わせ大・小いずれかのバッグを持ち込む(持ち込まないとBadの店も…)
- ピック時、カウンターに乗せるなら小バッグ、大バッグは地べたかなとか考える(お店の人は結構気にしてます)
- ノーメイクであろう女性のお客さんの顔はあんまり見ない
- お店の人が指示する場所で待機する(料理待ちでイスに座るなら一言)
- 扱うのは食べ物なので、手の汚れなど清潔感を心がける
- 到着時には急いできた感を出す(結構大事)
- お店では自分は裏方だという意識で
これから始める方へ 色々試してこれは良かった!というオススメ品を書いておきます。
【スマホホルダー】
着脱数多めの配達向け、高耐久・リーズナブルなスマホホルダー(劣化しにくいですが錆びはします…)
【スマホ用アームバンド】
防水のファスナータイプのスマホホルダーは熱暴走するので夏場はオススメしません。
【その他】
・商品の偏り防止と保温用サバイバルシート
暖かくなってきて花見や大型連休などの行楽需要や、寒い時期や花粉症の季節など外出を避けたい人がどういう店をオーダーするのか。お客さんの立場になって戦略練ってみてください~!