公式Uber Eats バッグを使わずに配達しても大丈夫?自前ウバッグで代用する時の選び方ポイント!
Uber Eatsの配達パートナーを始めるためには、まずは配達バッグが必要になります。
このバッグはアマゾンで購入することができたのですが、配達パートナー希望者が多いため品切れになっていることが多いです。
バッグがないと稼働できないと思われがちですが、実は公式のUber Eats 専用バッグを使うことは必須ではなく、自前で用意した配達バッグを使っても問題ありません。
働き方の自由だけではなく、道具も自由。それがギグワーカーとして働くメリットですよね。
昔に比べてバッグの種類も増えてきているので、バッグが売り切れている時の代用品としてだけでなく、より快適に効率よく配達するためにあえて自前バッグを選ぶ人もいるくらいです。
配達件数5000件以上のベテラン配達パートナーの目線で、自前バッグについて紹介します!
- 配達バッグは使わなくてもいい?
- 他社バッグや自前バッグで配達してもOK
- 自前バッグに必要な機能とは
- 自前バッグを使うメリット
- 自前バッグを使うデメリット
- オススメの配達バッグ
- リアボックスを使うのもあり
- まとめ
配達バッグは使わなくてもいい?
Uber Eats のバッグを使用しなくてはいけないルールはなく、あくまで使用を推奨しているということになっています。
これには、配達パートナーは個人事業主として契約していて、Uberとの雇用関係がないため、使用する道具まで強制できないという背景があるようです。
Uber Eatsのコミュニティガイドラインには以下のように書かれています。
配達バッグは必須ではないけど、満足度向上のためには使った方がいいですよ。っていう感じですね。
配達バッグを使わなくてもちゃんと料理を温かいまま崩さずにお届けできれば問題はありませんが、実際にはなかなか難しいです。
袋をハンドルに引っかけてブラブラさせていたり、前かごに入れて運んでしまうと、すぐに冷めてしまうし片寄って崩れてしまいます。なので配達バッグは必ず使った方がいいです。
稀に原付のメットインに収納して運んでいる人を見ますが、衛生上よくないし、高確率でBAD評価を受けるのでやらない方がいいです。
他社バッグや自前バッグで配達してもOK
Uber Eats が販売している公式の配達バッグ(通称ウバッグ)PRではなく、自身で用意した既製品のバッグ(自前バッグ)を使っても全く問題ありません。
menuやWoltといった他社フードデリバリーのバッグを使っても全然問題ないです。
商品受け取りの時に店員さんが少し混乱しそうな気がしますが、フードデリバリーを兼業している人は多く、他社バッグを使いまわしている人はたくさんいます。
特にWoltは配達グッズ無料キャンペーンを頻繁にやっているので、それをもらうために配達パートナーに登録するのもアリです。
以前はUber Eats バッグはデポジット制だったため実質無料で手に入りましたが、2020年以降は販売制に切り替わってしまったため、無料で使えるというウバッグ最大のメリットがなくなってしまいました。
なので、どうせ購入するなら好きなバッグを選んでしまおう、という考え方もありますね!
ただし、バッグだったらなんでもいいというわけではなく保温機能がないとNGです。通勤や通学に使うリュックサックや、買い物に使うエコバッグをそのまま使っちゃおう、ってのはダメです。
効率よく配達するためにも機能性がいい配達専用バッグを準備しましょう。
※バッグなど配達に関連する道具は経費にすることができます。経費や確定申告についてはこちらの記事で解説しています。
自前バッグに必要な機能とは
- 温かいまま、冷たいまま運べる保温力
- 料理を崩さず運べるように水平に置ける
- 商品のサイズや量にも対応できる収納力
- 雨天でも稼働できる防水性能
フードデリバリーで使うバッグには、このような性能が必要になってきます。
保温機能
料理を温かいまま・冷たいままお届けできることがUber Eats の魅力なので、保温機能は必須です。
ときどき、自転車の前カゴに入れたり、ハンドルにぶら下げて運んでいる配達員を見かけますが、それは絶対にNGです。
走行中は風を受けるのであっという間に冷え冷えになってしまいます。
大きさ(容量)
バッグの中で料理を重ねると倒れてこぼれる可能性が高く、バッグは高さよりも幅が重要になります。お弁当を横に2つ並べられるくらいの底面積は欲しいですね。
温かいものと冷たいものを同時に運ぶ時に熱が移らないようにする意味でも大事です。
大量注文があった時に容量が足りないと配達員の増援を呼ぶことになってしまうので、常識的な注文量を運べる準備は必要です。
最近はコンビニやスーパーの配達が増えてきているので、飲料の大量注文を受ける機会は多く、2リットルのペットボトル5本とかエグい配達もあります。
こういうのを背負うと肩が壊れそうになるので、荷台にバッグを固定した方がいいです・・。
コンパクト性
自前バッグを使っている理由の多くは、ウバッグがデカすぎて使いづらい、っていうのがあります。
ウバッグは容量が多いことは魅力なんですが、重量が2.7kgもあり、専業でやっていると必ずといっていいほど腰が痛くなります。
実際、そこまで大容量が必要になる配達はめったにないので、容量を犠牲にしてでもコンパクト性を重視するのはありだと思います。
また、会社帰りに少し配達したい人にとっても、ウバッグだと大きすぎるし目立ってしまうので、コンパクトな自前バッグはオススメですね。
防水性能
雨の日は注文が増えるし、特別なインセンティブが出ることもあるので、フードデリバリーでは一番の稼ぎどきです。
そんなときに耐水性がないバッグを使用していると、バッグが水を吸って重くなってしまうし、最悪な場合は料理が濡れて破損してしまう可能性があります。
雨カバーなどでも対処できますが、最初から防水性能があるバッグを選べば余計な持ち物も増えずに済みますね。
自前バッグを使うメリット
- 人目が気にならない
- 人必要な機能を選べる
- 人在庫切れしにくい
ウバッグは本当に目立ちます。Uber Eats のロゴも入っているので、一目で配達パートナーであることがわかります。
目立つのが恥ずかしいとか、配達パートナーをやってるのを近所の人に知られるのが嫌だとか、そういう事情がある人には自前バッグはオススメですね。
ウバッグは確かに高性能で使い勝手はいいんですが、全ての機能を積んでいるので、重量も重いし、大きくて扱いづらいです。
例えば、雨の日は配達しないから防水じゃなくてもいいとか、拡張機能が必要ないからその分軽くしたい、という人は自前バッグを選ぶべきでしょう。
ウバッグは在庫切れになっていることが多く、いつでも買えるとは限りません。メルカリで高額転売されてるウバッグを買うくらいなら、選択肢が多く在庫切れになる心配がない既製品のバッグを買った方がいいです。
新規に始める時だけでなく、バッグが壊れた時の買い替えや、気分転換でも違うバッグを使ってみたい、という場合も購入機会はあります。
自前バッグを使うデメリット
低評価をもらう可能性がある
注文者の評価項目に「配達用バッグを持っていなかった」という項目があります。
バッグを使わず配達されて料理が冷え冷えになってしまった時の評価なんですが、これをウバッグ以外で配達されたと解釈する人も稀にいます。
また、レストランからの注意点として、Uber Eats バッグで運ぶことを条件としているお店があります。私の経験上では、Uber Eats を導入したてのお店にそういった注意書きをする傾向があります。
ルール上は自前バッグでも問題ないので堂々と使いましょう。初期の頃に比べるとこういったことを気にする人は減ってきたので、今はあまり気になくて大丈夫です。
公式バッグと比較すると小さくなりがち
自前バッグとして使えそうなものは、ウバッグに比べて小さめなものがほとんどです。シングルの配達であれば容量が足りなくなるということはほとんどありません。
他店舗ダブルだと、1店舗目で大量の商品を渡されると2店舗目の商品が入らなくなる、というのはあるかもしれません。そうなるとキャンセルせざるを得なくなってしまうので、効率よく配達をこなすためには大容量のバッグがあった方が安心ではあります。
バッグに入り切らなかった場合、サポートに増援を依頼することができます。実際、お寿司50個注文が入ったときに増援をお願いしたことがありますが、5分程度で駆けつけてくれました。
ネット以外でいいモノが少ない
デリバリーバッグはネットでしか購入できません。ホームセンターなどで買えたら便利なんですが、実店舗で売ってるのは見たことがないです。
通販だとどうしても時間がかかってしまうので、今日すぐに欲しいって時には困ってしまいますね。私は何かあった時のために予備のバッグを持つようにしています。
オススメの配達バッグ
軽量小型バッグ
ウバッグは重くて大きいから使いにくい、稼働する日数はそんなに多くない、という人にオススメです。自転車配達パートナーで使っている方をよく見かけます。
重量はウバッグの半分以下です。そのかわり容量は少ないですが、ピザなど平たい商品以外はほとんど問題なく運べます。
価格も手ごろで手を出しやすいのもいいですね。
ウバッグ互換
公式のウバッグ相当の性能が理想だけど、品切れで手に入らないから同等品が欲しい、という人にオススメです。
大容量で、バッグの中には仕切りがあり、防水加工もされています。重量もウバッグに比べると軽いですね。
ウバッグよりやや割高になっていまいますが、ロゴも入っていないので、出前館など他のフードデリバリーを兼業したい人にはちょうどいいかもしれないですね。
リアボックスを使うのもあり
ウバッグを使わずにバイク用のリアボックスのみで配達している人もいます。見た目がかっこいいですよね!
中に保温用のアルミシートを張り付けたり、玄関まで運ぶ用の保温バッグと組み合わせるといい感じです。
ウバッグは長く使っているとどうしても汚れたりボロボロになってしまいますが、こういったアルミのリアボックスであれば汚れにくく長持ちするので、ウバッグを何回も買い替えるよりは結果的に安く済むでしょう。
容量は55Lを選べばほとんどの商品に対応できますが、ウバッグのように拡張することができないため、Lサイズのピザや、寿司桶型の容器なんかはサイズによっては厳しいことがあります。
まとめ
配達バッグを使わずに袋をハンドルに引っかけたり、バイクのメットインで運ぼうとする人がいますが、料理が冷めてしまったりガタガタに傾いてしまったりで、満足に配達することはできません。
低評価の嵐になってしまうので、配達バッグは必ず使うようにしましょう。
公式ウバッグは性能が高く値段もお手頃なので、配達パートナーをやるなら持っておいて間違いないものではあります。
しかし、大きすぎる・重すぎる・色が目立つ、といった理由で使いたくなかったり、もしくは在庫切れで買えなかったりする場合もあるでしょう。
そういった場合、公式以外の配達バッグを使うことは全く問題ありません。使ってみると軽くてコンパクトで意外とこっちの方がいいじゃん!と感じるパターンもあります。
自分の稼働状況や、身体への負担を考えて、サブバッグとして使ってみるのもありだと思います!