Uber Eatsにピーク料金導入でバイクは稼げなくなってしまった?名古屋編
名古屋では2018年10月からUber Eatsのサービスが始まりました。
あれから1年以上が経ち、街で配達パートナーを見かけるのもすっかり日常的な光景になりましたね。
名古屋のUber Eats環境は1年で色々と変わりました。
どんなことがあったのか挙げてみると・・・
- 配送無料が終了
- 配送料が変動制に
- 現金受付が開始
- 日またぎインセ導入
- 基本料金とブーストの変更
- サービスエリア拡大
- ピーク料金導入
わずか1年の間にこれだけの出来事がありました。
日またぎインセが導入されてからは配達回数が重視されるようになり、サービスエリアが大幅に拡大していて遠方まで配達することも増えてきました。
そして、ピーク料金の導入とブースト調整が行われたことで、ロングが多いバイク配達は以前に比べて稼ぎにくくなっているように感じます。
そこで実際に今の環境で、バイクで1日配達したらどのくらい稼げるのか試してみました!
- 1日でいくら稼げるのか
- ブーストがほとんど付かない
- ピーク料金はバイクと相性悪い
- 午前~昼の稼ぎ
- サービスエリアが広がった影響
- 夕方~夜の稼ぎ
- 最終結果(1日の稼ぎ)
- まとめ
1日でいくら稼げるのか
1年前にも名古屋で1日配達したらいくら稼げるかやってみたのですが(その時の記事はこちら)、今の環境で1日配達したらどのくらい稼げるのかを再びやってみました!
- 年末の土曜日
- 昼と夜4時間ずつ合計8時間
- 配達車両は125ccのバイク
- 現金受付はしない
この条件で何回配達できるのか、いくら稼げるのか、以前と比べて稼ぎやすさがどう変わっているのかを調査していきます。
ブーストがほとんど付かない
この日は、昼はどこにもブーストがかからず、夜のみ中区周辺にブーストがかかっていました。
以前は毎日必ず全てのエリアにブーストが付いていましたが、ピーク料金が導入されてからはブーストが付くことの方が珍しくなりました。エリアによっては土日でも全く付きません。
ピーク料金が導入された時は収入アップのチャンスだと思いましたが、その帳尻合わせでブーストが減ってしまったのは残念でした。
ただ、運が良ければピークとブーストを同時に取れることがあり、そういう時は報酬が爆発して美味しい思いをできるのは事実です。
なので今と昔でどちらが良かったか一概には判断しにくいところではあります。
ピーク料金はバイクと相性悪い
名古屋のヒートマップ(通称シミ)は中区の矢場町あたりを中心に発生します。
ピーク料金は注文と配達の需給によって発生するとのことですが、このエリア以外で発生しているのは今のところ見たことがないです。
1件目でピーク料金+150円を獲得して、やったぜ!と思ったのもつかの間、配達先は5km先の中川区であっという間にヒートエリア外に飛ばされてしまいます。
こうなってしまうと中心部まで戻るには時間がかかってしまい、その間に別のリクエストを拾ってしまったりで、ヒートマップ内に戻るのが困難になってしまいます。戻った頃には消えてたりしますし、あまりピークを取ることに固執してもいいことがないです。
ピーク料金は配達先までの距離に関係なく固定報酬なので、ロングだと旨味が少なく、ショートを数こなした方が稼ぎやすいんですよね。
なのでロングが多いバイクにとってピーク料金は相性が悪いです。
ピーク料金の確認方法
数珠っている時はヒートマップの確認はできませんが、リクエストが来た時の画面でピーク料金がいくら加算されるのかを確認することができます。(画像の赤枠部分)
このイナズママークがピーク料金を表しています。
ヒートマップ内のどこでも同じ金額というわけではなく、端の方へ行くと金額が下がっていきます。
リクエストを受けた地点とレストランの位置の高い方が適用されるので、ヒートマップ外から呼ばれた時でもピーク料金が付くことがあります。
午前~昼の稼ぎ
11時半~15時半の4時間やってみた結果です。
10件配達して、稼いだ金額は5275円でした!
1時間あたり2.5件で、時給換算1300円くらいですね。
オンラインにした瞬間にリクエストが入り、配達先に着く少し前に次のリクエストが入る、数珠鳴り状態がずっと続きました。
なので待機時間がほとんど発生せず、無駄な時間がなかったのが良かったです。
シミはかなり広がっていて、名駅やささしまでも低料金ですが拾うことができました。
配達中に次のリクエストが入らないようにする
数珠鳴りでリクエストが入り続けると、休憩したいタイミングで休憩を取れないのが困りますよね。
そういう時は、「新規の配車リクエストを停止」ボタンを押すとオフラインになってリクエストが入らなくなります。
再開する時は再び「出発」ボタンでオンラインにすればOKです。
これをせずに「拒否」しまくっていると、いちいち操作する手間がかかるし、応答率が下がってしまうのでオススメできません。
サービスエリアが広がった影響
17時からはブーストが発生しました。中区と中村区で1.2倍です。
しかもピーク料金まで同時に付いています!
500円の報酬であれば、+100円と+125円で725円にもなります。この差はデカいですね。
最初の数件は中区でブーストの恩恵を受ける事ができ、報酬アップの喜びを噛み締めます。
しかし、そこから千種区まで飛ばされ、昭和区あたりをグルグル回され、結局そのまま最後までブースト&ピークエリアに戻ることはできませんでした。昼間の配達と一緒ですね。
もう外周エリアに飛ばされるのはバイクの宿命として受け入れるしかないでしょう。
終了時間の21時の時点でたどり着いたのは家から17kmほど離れたところで、そこから帰るのがまた大変でした。
サービスエリアが広がったのは良かったですが、どこまでいくのか予想ができず、思わぬところまで飛ばされてしまうことはありますね。
夕方~夜の稼ぎ
後半戦は11回配達で、5377円でした。
夜の方がブーストが付くので高くなるかと思いきや、昼の4時間とほぼ同じ金額でした。
あまりブーストが乗るエリアに居ることができず、ピーク料金もほとんど拾えなかったので、昼と変わらない結果になったようです。
ピーク料金は短時間で連続して拾えると一気に報酬アップなんですが、シミが発生してるのに拾えないとかなり悔しい思いをします。
最終結果(1日の稼ぎ)
1日の合計は21回配達で10,652円でした!
そこに回数クエストの報酬が追加され、最終的に1日の稼ぎは12,752円でした!
8時間で割ると、時給1,590円となりました。
思ってた以上に稼ぐことができました!
ブーストやピークをほとんど拾えなかったのにこの金額なので、上手くやれば名古屋でも時給2000円は全然いけそうですね!
この画面で「乗車情報を見る」を押すと・・・
1件ずつの報酬額を確認することができます。
21件中、ブーストがかかったのが4件、ピーク料金が付いたのが5件でした。
今回はリクエスト全受けで流されるままにやってたんですが、ロングピックは拒否して中心地だけを狙っていけば時給効率を上げることは可能だと思います。
ちなみに、この日の走行距離は配達完了時点で113km、自宅に着いた時点で130kmでした。
車種やガソリンの価格によって変動が大きいですが、1日のガソリン代は600~700円くらいでしょうか。
運良く終了間際に自宅付近へのドロップがあるとありがたいのですが、なかなかそう上手くは行かないですね。
ピックアップ先は拒否できても、ドロップ先はコントロールできないので運しかありません。
まとめ
今の環境だと、バイクではピーク・ブースト・クエストをフル活用するのは難しいです。
広いサービスエリアに対応するためバイクはロングドロップになる確率が高く、すぐに中心エリアからはじき出されてしまいます。
そのためバイクで狙ったエリアに留まることが難しく、ピーク料金やブーストの恩恵を受けにくいです。
また、5km以上のロングだと1回の配達に20~30分かかってしまうため、配達回数を稼げずクエストを達成しにくく、配達回数が多いほどチャンスが増えるピークも相性が悪いです。
というようにバイク勢にとっては不利な環境になっていますが、だからといって全然稼げないかというとそんなことはありません。