Uber Eats の徒歩配達をやってみた!こんな人にオススメです!
2021年6月から東京23区内で徒歩配達が導入されました!
今までのUber Eats は自転車やバイクでしか配達できませんでしたが、配達車両を持ってなくても誰でも配達ができるようになりました。
私は東京23区で自転車配達員をしているので、徒歩配達ってどうなんだろ?と気になっていました。
そこで、今回はUber Eats 徒歩配達を実際にやってみて、通常の配達とどう違うのか、稼ぎや効率面ではどうなのか、といった気になるところを記事にまとめました!
▼徒歩配達の基本的な情報はこちら
- 徒歩配達してみてわかったこと
- いいことばかりではない!徒歩配達で困ったこと
- 結局、稼げるのか?徒歩配達の報酬を紹介!
- 徒歩配達はこんな人にオススメ!
徒歩配達してみてわかったこと
短距離なので配達は楽
とにかく自転車・バイクに比べて配達が楽です。
自転車の時は配達先が遠くだと時間がかかって焦ってしまうことがあるのですが、徒歩だと配達する範囲が0.5km~1.5kmの短距離案件がメインなので、そんな心配もいりません。
自転車やバイクに乗りながらスマホにも気を配ると注意力が散漫になって事故が怖いというのがありますが、歩きならその場で立ち止まるだけでスマホ操作ができるので、そういった面でも怖さも少ないです。
やり方と地図さえ読めれば問題なく配達できるので、初めて配達する方にも良いかもしれません。
坂道は自転車よりは楽
配達していると坂道に出くわすことがあるのですが、徒歩だとそこまで辛くないです。
自転車の場合、上り坂は立ち漕ぎしなければならないので脚がパンパンになりやすかったり、下り坂は料理の重さを急いでいることもあり、スピードが出やすく危険だったりします。
実際に配達してみて、坂道だと自転車のように脚がパンパンになることなく圧倒的に徒歩の方が楽でした。
ただ重い料理を運ぶ際は、料理の重さが肩と足に直接負担がかかるので、自転車の方が楽に感じることもありました。
徒歩だと料理が崩れにくい
徒歩配達だと、自転車やバイクと比べて配達中の振動が殆どないので、しっかり固定さえしていれば、料理が崩れる心配はなさそうです。
自転車だと商品の受け取りと受け渡しの際、必ず乗り降りしなければならないことや店やお客様の場所によっては道が通りにくいこともあります。
また、歩道に乗り入れる時などの段差を通過する際は特に注意していました。
私が徒歩配達をしていた時は、商品の崩れを防ぐため、自転車配達の時と同様にバックの中へ緩衝材・スポンジなどを入れる工夫をしていました。
もちろん、振動の少ない徒歩でもバックの中に緩衝材・スポンジなどを入れる工夫しないと、徒歩でも商品が崩れる可能性があるので気を付けましょう。
歩道橋・地下歩道が通れる
徒歩だと歩道橋・地下歩道で近道できることがあります。ここが徒歩ならではの最大の魅力だと感じました。
自転車で配達していると、すぐ近くに目的地があるのに、大通りを通れなくて信号があるところまで回り道しないといけないとか、もどかしい思いをすることがありました。
徒歩でしか通れない歩道橋や地下歩道があれば、そういった場所も最短距離で通ることができます。
人通りの多い場所もスムーズに通過できる
他にも、人通りの多い場所をスムーズに通れるのも徒歩配達ならではのポイントです。
自転車やバイクだと、徒歩より小回りが利かないので人通りの多い道を通る際はスピードを落としてゆっくり進んだり、大きく迂回したりしなければいけません。
大きな駅周辺などいつも込み合っているところを通る際は一苦労です。
こういった場面も徒歩配達ならストレスなくスムーズに配達できました(料理が入ったバッグが人にぶつからないように注意)
駅構内・商業施設でピックアップしやすい
徒歩だと地下鉄の駅構内・大型商業施設内の飲食店はピックアップしやすいです。
自転車やバイクで行くと、駐輪場の場所が指定されていて、なおかつ業者用の裏口から入らないといけなかったりで、時間も取られるし正直かなりめんどくさいです・・。
徒歩だと駐輪場所を気にする必要がないのは大きなメリットですね。
また、自転車・バイクで配達している方は、こういう場所の配達を受けない方も居るので、徒歩だからこそこういったお店が狙い目になるのかもしれないです。
いいことばかりではない!徒歩配達で困ったこと
依頼が少ない
自転車やバイクと比べて、配達依頼が入る頻度は少なく感じました。
自転車やバイクのだと配達する範囲は0.5km~3km、遠い時は5kmの配達が入ることもあります。
徒歩だと配達する範囲は0.5km~1km、どんなに遠くても1.5kmなので、そもそもの配達依頼が来る範囲は狭くなってしまいます。
短距離配達しか受けられない徒歩では限度があります。
徒歩エリア外の配達依頼もある
配達依頼が来るエリアはシステムで決まっているはずなのですが、稀に徒歩エリア外の配達依頼が来ることがありました。
近場に配達員がいないのか、試験的に導入されたばかりなのでシステムがまだ不完全なのかもしれないですね。
私の場合、徒歩エリア外での配達依頼が立て続けに2件来ました。
六本木~五反田(約4km)、六本木~芝浦(約3km)、このように自転車・バイクの担当範囲の配達依頼が来ることがありました。
受けても問題ありませんが、時間も労力もかかって負担が大きいので、対応が難しい場合は拒否かスルーしても大丈夫です。
現在地からピックアップお店までの距離は表示されない
これも実際に発生したことなのですが、現在地からピックアップのお店までの距離を表示されないことや、距離が間違っていることがありました。
画像には1kmと記載されていますが、実際には現在地からピックアップするお店まで2km以上歩きました。
まだ徒歩用に最適化されておらず、そこまで細かく距離を表示できないのかもしれません
自転車やバイクなら多少の差は気にならなくても、徒歩での誤差はめちゃくちゃ大きいですからね。
念のため地図から実際の距離を自分で確かめるのが良いと思います。
もし依頼を受けた後に気づいた場合は、注文者に電話・チャットで徒歩だから少し時間がかかることを連絡するか、最悪の場合はキャンセルしましょう。
結局、稼げるのか?徒歩配達の報酬を紹介!
徒歩配達の場合、1日数万円!みたいな専業の方のような稼ぎ方は出来ませんが、お小遣い程度であれば十分に稼げます。
理由としては配達スピードと同時配達(ダブル)が効果的ではないことです。
自転車の場合は1時間の配達件数の平均は2~3件程度に対し、徒歩の場合は1時間の配達件数の平均は1~2件程度でした。
また、自転車だと長距離と短距離の案件に対応出来るので立て続けに依頼が来ることもありますが、徒歩だと短距離案件だけに絞られるので立て続けに依頼が来ることは少なかったです。
時給はどのくらい?
徒歩配達での時給の目安は500円~900円です。自転車・バイクのように1500円~2000円まで行くことはありません。
時間帯や場所によっても変わると思いますが、私の場合は徒歩配達のみでの時給は平均970円でした。
やってみた印象だと、頑張っても1000円台に乗るかどうか辺りが限界だと思います。
4時間40分やっていくら貰えたのか?
昼のピークタイムメインで、4時間40分徒歩配達をした報酬は合計で4559円でした。
1件の配達時間は30~40分程度で、同時に鳴らない時間も発生していたので、徒歩の配達依頼が増えてくればもう少し稼げるかもしれません。
また、徒歩のスピードに自身がある人ならもっと配達効率が上がりますね。
徒歩配達はこんな人にオススメ!
実際に徒歩配達してみて、専業の方には向いていませんが、こんな方にはオススメだと思いました!
- ウォーキングが趣味で、お金も稼ぎたい人
- ウーバーイーツを体験してみたい人
- 簡単に副業を始めたい人
登録自体もやることも明確で、事前にかかる費用もバックの料金程度なので、すぐに始めることができるのが徒歩配達の良い点ですね。
夏場や冬場は気候的に大変な日も多いかと思いますが、春や秋など過ごしやすい時期であれば散歩がてらお金を稼ぐ方法の1つとして考えてみるのもアリかと思います。
徒歩配達に興味のある方はぜひ、Uber Eats に登録して始めてみて下さい。