エニキャリ配達員は時給制で閑散期も安定収入が可能!フードデリバリー副業の新たな選択肢!

noshiftデリバリーワーク編集部

Uber Eats、出前館、Woltといったフードデリバリーサービスは、コロナ禍の巣ごもり需要を経て急拡大してきました。

コロナの影響で仕事が減った時に、生活費を稼ぐためにフードデリバリーの副業を始めた、という人も少なくありません。

しかし、コロナが落ち着きフードデリバリー需要が減った今、徐々に配達報酬額は下がっていき、以前ほどの稼ぎを得るのは難しくなってきました。

そこで今回は、配達員なのに時給制で確実に稼げるエニキャリ(anyCarry)について紹介していきます!

  • エニキャリはどんなサービス?
  • エニキャリで働けるエリアは?
  • エニキャリのメリット・デメリットは?

などなど、気になる情報をまとめました!

目次
  1. エニキャリとは?
  2. エニキャリの配達員はどんな仕事? 報酬や他サービスとの違い
  3. エニキャリ配達員・5つのメリット
  4. エニキャリ配達員・デメリットもチェック
  5. エニキャリ配達員・始める前に知っておきたいこと
  6. エニキャリ配達員・登録~業務の流れ
  7. まとめ(エニキャリは配達初心者が始めやすい)

エニキャリとは?

エニキャリは日本生まれのデリバリー

エニキャリは、日本の企業が2019年に開始した配達サービスです。提携している飲食店の料理のほか、地域によっては医薬品など料理以外も配達を担当します。

Uber Eats や出前館のように思い立ったらすぐに開始して1件ごとに報酬を得られるのではなく、エニキャリ配達員の勤務体系はシフト制給与は時給制となっています。

そのため、鳴りが悪い・単価が低い・配達が遅いなどの理由で稼げないということがなく、シフトに入れば必ず一定の金額を稼ぐことができます。

「スマホ1台で働ける」「高校生OK」など、ほかのフードデリバリーにはない特徴もいくつかあるので、後ほど詳しく紹介します。

エニキャリのサービスエリア

現在は以下の地域でサービスを提供しています。

  • 東京都(渋谷区、新宿区、中央区)
  • 神奈川県横浜市
  • 愛知県名古屋市
  • 大阪府大阪市
  • 福岡県福岡市

Uber Eats などの大手フードデリバリーのように全国展開はしておらず、街中のピンポイントの地域のみ対応しています。

今後広がっていくとは思いますが、まだまだ働けるエリアは限定的です。

anyCarry.jpは終了するけど配達仕事はあり

エニキャリのデリバリーサイト「anyCarry.jp」を見てみると、2023年12月31日でサービス終了のお知らせが掲載されています。

「えっ、終わっちゃうの?」「配達の仕事はどうなるの?」と思って問い合わせてみたところ、自社サービスのデリバリーは終わりますが、契約企業のフードや荷物の配送があり、仕事量は大きく変動しません。との回答を得られました。

anyCarry.jpは終わるけどエニキャリがなくなるわけではないってことですね!これから応募しようかなと思っていた人も、そのまま応募を続けて大丈夫です!

エニキャリの配達員はどんな仕事? 報酬や他サービスとの違い

エニキャリ配達員の仕事内容

飲食店などから商品を受け取り、自転車やバイクで届ける」という仕事内容は、ほかのフードデリバリーサービスと同じです。

一度でもほかのデリバリーアプリを経験したことがあれば、すぐに馴染めるでしょう。

ただし、エニキャリは提携している店舗やサービスの荷物を運ぶため、荷物の種類は拠点によってさまざまです。

エニキャリ配達員の時給

現在や過去の募集を見ると、地域によって時給に差があることが確認できます。

東京・横浜: 時給1120円~1800円 (業務委託は1232円〜1980円/税込)

大阪:時給1070円~1600円 (業務委託は1177円〜1760円/税込)

福岡: 時給1000円~1600円 (業務委託は1100円〜1760円/税込)

名古屋: 時給1,100円~1,760円

例えば東京だと1120円~1800円ってずいぶん時給の幅が大きいですが、スキルや経験で決まる等級によって時給が変動するためです。

一般的なアルバイトやパートで時給が上がることはなかなかないし、上がるとしても勤続年数が基準となることが多いです。

エニキャリは等級によっても時給が変わっていくので、頑張りが収入に反映されるのが特徴と言えますね。

ほかのフードデリバリーとの違い

エニキャリの最大の特徴は、なんといっても時給制であることです。

Uber Eats やWolt、出前館などの大手は、配達1件につき報酬が発生する仕組みで、報酬金額が安定していません。

1件あたりの最低額は300円ほどで、1時間に3件配達しても1000円に届かない、ということもあります。特に閑散期だと1時間に1件とか、ひどい時は0件なんてこともあります。

一時期のフードデリバリーブームのころに比べると、最近の報酬額はだいぶ下がってしまい、誰でも簡単に稼げる時代ではなくなっているのです。

その点、エニキャリのように時給制だと無駄に焦ったりすることもないし、落ち着いて配達できるのはメリットかなと思います。

出前館はかつて時給制の拠点アルバイトがありましたが、現在は募集していません。

エニキャリ配達員の雇用形態

エニキャリ配達員には「アルバイト・パート」と「業務委託」の2つの雇用形態があります。

アルバイトに比べて業務委託の方が時給が高いのは、消費税10%が加算されているためです。

「消費税がもらえるなら業務委託の方がお得じゃん!」と思ってしまうかもしれませんが、インボイス制度で消費税を納めないといけないので、必ずしもそうとは限りません。

他のフードデリバリーをしていてまとめて確定申告したいのであれば業務委託でいいですが、そうじゃない場合はアルバイトの方が税務処理は楽かなと思います。

アルバイトなら給与所得控除が使えるし、社会保険も会社で対応してもらえるなら国保よりも安く済む可能性が高いです。なので自分なら業務委託よりアルバイトを選びます。

以下の記事はUber Eats 配達パートナーの確定申告やインボイスの記事です。こちらの記事を読んで、うわ~めんどくさそう!と思った人はアルバイトを選んだ方がいいです。

エニキャリ配達員・5つのメリット

閑散期でも時給がもらえる

エニキャリを選ぶ最大の理由は時給制ということでしょう!

フードデリバリーは春や秋は閑散期となっていて、注文が減ってしまいがちです。つまり稼げません。

エニキャリは時給制なので、シフトに入ってさえいれば配達件数にかかわらず給与が発生するので、時期による注文数を気にする必要がなく安定して稼げます。

配達件数が少なくても時給が確実にもらえるので、店舗などに勤務する一般的なアルバイトに近い感覚で働けそうです。

福利厚生が充実している(保険、待機所など)

アルバイト・パートは、社会保険に対応しています。長期で働く場合は、雇用保険に入っていれば失業保険の対象となるため安心だなと思いました。

エニキャリの拠点には待機所があり、休憩もしっかりとることができます。募集ページによると「社割でランチも食べられる」との記載もありました!

通常のフードデリバリーサービスは配達件数=報酬のため、長時間稼働する時でも注文があったらすぐ受けるため休憩時間は細切れになりがちです。

エニキャリは、休憩時間をとってメリハリをつけながら働けるところも大きな違いだと思いました。

高校生でも働ける

Uber Eats やwolt、出前館などの大手フードデリバリーは、配達登録ができるのは18歳からです。18歳でも高校生は不可の企業もあります。

エニキャリの配達員は「15歳以上の方であればどなたでも働くことが可能」のため、高校生でも働けるのが特徴です。

昇給制度や社員登用がある

公式ホームページによると、時給は等級制度によりアップする仕組みがあります。

「細かいスキルや経験に基づいて等級が上がる」とのことなので、年月だけでなくスキルアップで時給が上がるチャンスがあるのはいいなと思いました。

また「過去にはアルバイトから正社員登用の実績もあり」とのことなので、働いてみて自分に合うことがわかればキャリアアップを目指せるのもポイントです。

乗り物やグッズを用意しなくても貸してもらえる

エニキャリでは、電動アシスト付き自転車か屋根付き3輪バイク(ジャイロキャノピー)を貸してもらえます。

「配達の仕事をしてみたいけど自転車やバイクを持っていない」という人にとっては朗報ですね!

私はふつうの自転車を持っていますが、坂道や橋が多い地域の配達はしんどかったので、電動アシスト付き自転車を貸してもらえるのは大助かりです。

また、以下のものは拠点に用意されています。自分のスマホだけ持っていけば、手ぶらで働けるのが特徴です。

  • ユニフォーム
  • 雨具
  • モバイルバッテリー
  • 充電コード
  • デリバリー用バッグ

自分で揃えたら1万円以上はかかるし、Uber Eatsだったらグッズの支給はないので全部自腹です。

それを全部貸してもらえるのはすごくありがたいですね!

エニキャリ配達員・デメリットもチェック

依頼を受けたらキャンセルできない

エニキャリは配達員の都合で依頼をキャンセルすることは不可となっています。

配達場所や店舗を見てから配達を受けるか決めることはできないので、Uber Eats に慣れている人は注意が必要です。

Woltと出前館は自己都合でのキャンセルは原則不可なので、イメージ的にはこちらの2社が近いかもしれません。

シフト申告と拠点への出勤が必須

シフトは自己申告制で、指定の曜日に1週間分のシフト希望をアプリで入力します。

求人の条件に記載がある「週1回、1回2時間以上」が最低稼働日数だと思われます。 ほかのフードデリバリーアプリのように「時間が空いたからすぐ稼働」や「2時間以下の細切れで稼働」といった働き方はできません。

また、拠点に出勤して乗り物やグッズを借りるため、ほかのアプリのように自宅待機でスタートすることができません

たくさん配達しても時給のみ

エニキャリは時給制のため、配達を多数こなしても報酬は一定です。 Uber Eats など他社でよくある配達件数に応じたクエストや雨の日の割増などはありません。

これは「閑散期でも確実に収入が得られる」というメリットと表裏一体のデメリットといえます。

たとえばですが、

✅注文が増える真夏や真冬はUber Eats やWoltなどでガッツリ数をこなす

✅閑散期はエニキャリで時給を確実に得ながら働く

といった感じで、既存のデリバリーアプリと使い分けたら良さそうだと思いました。

エニキャリ配達員・始める前に知っておきたいこと

手数料が必要だが日払いOK

エニキャリと提携しているサービスに登録すると、給与前払いという形で稼働日の翌日以降にコンビニのATMで引き落としできます。手数料は発生しますが、急を要する時は便利ですね。

交通費は1日5時間以上勤務で支給対象

エニキャリ配達拠点から自宅までの交通費は、1日5時間以上勤務する場合に支給されます。 拠点が遠い場合は、短時間勤務だと交通費は自腹になってしまいます。

やや多めの配達ルール

既にエニキャリで稼働している人の体験談に「配達のルールがUber Eats より少し多い」という感想がありました。

ほかのデリバリーサービスで配達経験がある場合は、エニキャリのルールをしっかり覚えておく必要がありそうです。

デリバリーだけでなくポスティング業務も兼務

エニキャリ配達員は、注文が入らない時はチラシのポスティングを行います。

注文が入らない時間はじっとしてるのかな?と勘違いしましたが、そんなことはありませんでした。

ただ待ってるだけだと暇で時間が経つのが遅く感じるので、こういう作業があるのは逆に助かりますね。

エニキャリ配達員・登録~業務の流れ

1.応募後、Web面接を受ける

履歴書は不要でオンライン面接のみ!

通常のアルバイトより応募しやすいのが特徴です。

2.業務内容のレクチャーを受ける

初回勤務時のみ30分ほどのレクチャーがあります。

このレクチャーで

  • アプリの操作方法
  • 配達の種類
  • 配達のルール
  • LINEグループ追加

などを社員さんからしっかり教えてもらいます。

対面でのレクチャーのため、不明点はその場で聞いておきましょう。 もし聞きそびれても、拠点のLINEグループに入るため、ここで質問することができます。

3.自転車やバイクなどのグッズを借りる

前の章でも記載したとおり、拠点で電動アシスト付き自転車かバイクを借りて働きます。 バッグやスマホホルダーもついているので、持ち物は自分のスマホだけです。

4.アプリをオンラインにする

アプリをオンライン状態にすると注文が入ってくるのは、ほかのデリバリーサービスと同様です。休憩や退勤の時はオフラインにするのを忘れずに。

5.指定の場所で待機する

拠点によって提携している店舗やサービスなどがあるため、指定された場所で待機します。 待機場所は1日中ずっと同じではなく、グループLINEで変更の指示があります。

6.注文が入ったら配達する

アプリから通知があったら配達の情報を確認しましょう。「お店で注文品をピックアップし、指定の場所に配達する」という流れはほかのフードデリバリーと同じです。

7.シフト終了時間まで配達する

3~6をシフト終了時間まで繰り返します。

なお、勤務時間が5時間半を超える場合は、1時間の休憩を取得します。

一般的なアルバイトだと6時間ぐらいで30分、7時間以上で1時間など休憩時間が違いますが、エニキャリの休憩は一律1時間というルールです。

まとめ(エニキャリは配達初心者が始めやすい)

エニキャリは、以下3つの点がほかのフードデリバリーとの最大の違いです。

  1. 時給制で各種保険もあり
  2. 手ぶらで働ける
  3. グループLINEで指示を受けられる

1. 時給制のため一般的なアルバイトと同じ感覚で働けて、デリバリーの注文が少ない季節でも収入を確保できます。雇用保険や社会保険(労働時間の規定あり)などに入れるのが安心です。

2. 配達バッグやモバイルバッテリーなどを自分で用意しなくても働けるので、まだUber Eats などで働いたことがない人にも始めやすいですね!

3. 拠点の社員さんや同じシフトで働く仲間がいて、指示を貰えるのも配達初心者にはとっつきやすいポイントだと思います。

他社のデリバリーサービス(Uber Eats やWolt、出前館など)と比較すると、拠点への出勤や配達ルールなどは自由度としてはちょっと落ちる部分です。

それでも、いわゆる「スリコ」問題や閑散期で稼ぎが激減するというデメリットは時給制によって解消します。 エニキャリと他社サービスを組み合わせれば、閑散期も安定収入を確保することができるでしょう。

エニキャリは、まだ一部の地域でしかサービス展開していませんが、今後エリアが拡大することを期待しています!

その他のオススメ記事