Uber Eats に向いているのはどんな人? 現役配達パートナーの本音を取材!
副業ブームの中、手軽かつ自由な働き方として常に話題となるUber Eats ですが、どれくらい稼げるのか、自分にもできるのか不安で飛び込めない方も多いと思います。
Uber Eats 配達パートナーを本業にしたいのなら、相応の努力と試行錯誤が必要です。
しかし、小遣い稼ぎや欲しい物を買うために稼ぐのが目的なら、副業としてマイペースに続けられれば十分でしょう。
この記事では、Uber Eats に向いている人・向いていない人や、現在配達パートナーの声から分かる仕事の特徴などを紹介します。
- Uber Eats に向いている人・オススメしたい人
- Uber Eats に向いていない人・オススメしない人
- 現役Uber Eats 配達パートナー6人の本音を紹介!
- 上司がいない喜び。ストレスフリーで稼ぐ50代専業男性
- 「まともな仕事に就きたい」が口癖の20代専業女性
- Uber Eats 副業で投資。裕福な老後を目指す30代男性
- 副業禁止だけど稼ぎたい! 隣町に遠征する40代男性
- 配達時の理不尽…初仕事で茶化され落ち込む大学生
- 長旅できる最高の仕事? 全国を旅する20代男性
- まとめ
Uber Eats に向いている人・オススメしたい人
仕事は向き不向きによって長続きするかどうかが決まりますよね。Uber Eats は以下のようなタイプの人に特にオススメの仕事です。
- 同じようなことでもコツコツ続けられる人
- 人間関係に悩まずに仕事がしたい人
- 月数万円の副収入を得たい人
- 面接や履歴書作成が苦手な人
同じようなことでもコツコツ続けられる人
フードデリバリーは「飲食店から商品を預かり、お客様に届ける」という作業の繰り返しです。
もちろん稼ぐためには工夫が必要ですが、同じ作業が苦にならない人にオススメです。
人間関係に悩まずに仕事がしたい人
仕事をする上で会うのは店員さんとお客様だけなので、人間関係に悩むことはほぼ無い仕事だと言えます。地域にもよると思いますが、特にお客様は1回しか会わないことが多いです。
月数万円の副収入を得たい人
Uber Eats はスキマ時間を使って稼働できる自由度が非常に高い仕事です。1日1〜2時間でもコツコツ配達していれば1ヶ月に数万円は稼げます。
面接や履歴書作成が苦手な人
Uber Eats の登録はアプリからできるため、履歴書は不要で面接もありません。また、退職する時に何日前に言わなければいけないなどの縛りもありません。
Uber Eats に向いていない人・オススメしない人
逆にあまりオススメしないのは以下のようなタイプです。
- 同じことを繰り返す仕事はしたくない人
- 外で働きたくない、体を動かしたくない人
- 労働時間分は安定した給料でなければいけない人
同じことを繰り返す仕事はしたくない人
「向いている人」のところでも記載しましたが、ずっと同じことだけしていたくないというタイプの人もいるでしょう。ただ、そのような場合でも副業として短時間なら働きやすいとは思います。
外で働きたくない、体を動かしたくない人
配達は当然ながら屋外にいる時間が圧倒的に長いです。雨の日はインセンティブがついて報酬が上がるのもそのためですが、そもそも外に出たくないという人もいるでしょう。
また、配達が自転車や徒歩の場合は運動状態なので、体を動かしたくない場合は対象外の仕事です。
労働時間分の報酬は必ずほしい人
ただ、どちらも配達車両の選択次第で嫌なポイントを減らせます。
- 車(軽貨物) … 雨風を防げてそんなにアウトドアという感じではなくなる
- バイク … 移動時間の体力消耗がなくなる
Uber Eats は1件ずつ報酬が発生する自由業です。時給制ではないため、注文が入らなければ収入は0円ですし、1時間に1件しか配達がなければ時給換算で数百円になってしまいます。
お昼と夜のピークタイムのみや、人気の店舗が集まる場所で稼働するなどの工夫で、稼ぎが減ることはある程度防ぐことが可能です。
現役Uber Eats 配達パートナー6人の本音を紹介!
ここでは実際に働いている人の声を紹介します。
前の章でも紹介した「向いている・向いていない」がよく分かる例だと思います。
上司がいない喜び。ストレスフリーで稼ぐ50代専業男性
そう笑顔で話すのは軽貨物で配達する50代の男性です。
事務用品の営業をしていましたが、社内政治の関係で退職し、地元でUber Eats が始まったのを見て飛びついたそうです。
この話はUber Eats のサービス開始から間もなく注文も多かった頃ですが、注文数が落ち着いた今も生活する分は稼げているそうです。
人間関係に悩まずに済むのはUber Eats 最大のメリットの1つです。仕事が辛いのは、仕事の内容そのものでなく上司や同僚との人間関係が大きいのではないでしょうか。Uber Eats ではそれが無くなり、ストレスも激減するというわけです。
また、Uber Eats は自分の好きな時間に稼働できるため、毎日稼働するといっても日によって時間を調節できるところもメリットです。
「まともな仕事に就きたい」が口癖の20代専業女性
そう話すのは、錆が目立つ古い軽自動車で稼働しているアラサーの女性です。
自家用軽自動車の後部座席を外して営業ナンバーを取り、Uber Eats を本業としています。
配達を「まともな仕事ではない」と言うのは他の配達パートナーからは気持ちの良い話ではなく、そんな気持ちが態度に表れている彼女の評判はあまりよくないようです。
ここで「フードデリバリーには人間関係はなかったはずでは?」と疑問を持った方もいると思います。
実は配達パートナー同士で情報交換を行ったり、一方的に情報をくれる親切な人もいたりします。
もちろん無理して仲良くする必要はありませんが、わざわざ嫌われる必要もないですよね。
フードデリバリー配達員同士の交流について
フードデリバリーの配達員同士は、簡単な挨拶だけで仲良くなれることも案外多いです。
そこから別の交流が始まった人もいますし、飲み会が行われたりもします。
個々の配達員が持つコツや情報を集約すれば効率アップに繋がり、報酬を増やせるかもしれません。
積極的に話しかけても良いですし、人付き合いが苦手な方は簡単な挨拶だけで十分です。
よほど嫌われる事をしなければ必ず良い出会いがあります。
Uber Eats 副業で投資。裕福な老後を目指す30代男性
そう話すのはロードバイクで稼働するスポーツマン風の男性です。Uber Eats で稼いだ分は全て米国株(一般的にハイリスクハイリターンと言われる)に投資しているそうです。
生活費を本業だけで賄える場合は、Uber Eats で稼いだ分は全て娯楽や貯蓄に回すことができます。彼のように攻めた投資で老後資金の確保を狙うことも可能です。
ほかの副業配達員にも話を聞いたところ、恋人との旅費やギターやパソコンの費用など「ちょっと贅沢をしたい」という理由で働いていることが多かったです。空き時間を使って稼働することで、節約を頑張るよりかなり早く目標を達成できるでしょう。
副業禁止だけど稼ぎたい! 隣町に遠征する40代男性
この男性は子供の学費を稼ぐ為にUber Eats を始めましたが、稼働するのは往復2時間程度の隣町と決めています。
Uber Eats は配達パートナーの名前と顔が店舗とお客様に通知されるため、近所で稼働すると本業の会社にバレる可能性が高くなるためです。
ただ、遠征してもバレる可能性はゼロとは言えません。Uber Eats は空いてる時間だけで稼働でき、疲れている時も出勤しなければならない仕事ではありません。
副業禁止の会社でも、これらを伝えれば許可されるかもしれません。最近は副業を推奨する動きもあるため、まずは会社に相談してみるのも手です。
配達時の理不尽…初仕事で茶化され落ち込む大学生
そう言って落ち込んでいたのは、ちょっと気弱そうな大学生の男性です。配達中に中学生や高校生に大声で茶化されて落ち込んでいました。
Uber Eats 配達パートナーが問題を起こしたようなニュースが流れると増える現象で、この仕事で最も理不尽なことかもしれません。
ただし、こういう心無い事を言うのは本当に極一部の人です。道に迷っていると声をかけてくれる人もいますし、運送業の方に助けられた事もあります。
また、どの仕事でも嫌なお客様に遭遇する時はありますが、もう会う事はほぼないので気にしないようにしましょう。お店で嫌な目にあったり苦手が店舗があったりする時は、注文が来たら拒否することもできます。
長旅できる最高の仕事? 全国を旅する20代男性
軽バンに配達バッグと最低限の生活用品を積んで全国を旅している男性は、実家のある北海道から南下しているとのことです。
これは稀な例とは思いますが、Uber Eats でお金を稼ぎながら旅をするのは簡単に実現できます。上の章でも紹介しましたが、登録エリア以外でも稼働できるという特徴がUber Eats にはあるためです。
気ままに旅をしたいけどお金をかけたくない人には検討の余地ありです。ちなみに、車中泊をホテルに変えればかなり難易度も落ちます。
まとめ
- とにかく自由度が高い! まずはちょっとやってみるのがオススメ
配達パートナーたちの声でもわかるように、Uber Eats はとにかく自由度が高いことが最大の特徴です。
稼働する時は注文数の予想やお店ごとの対応、商品のバックへの入れ方など、仕事をする上での様々なコツはもちろんあります。しかし、それらを会得しなければ生き残れなかったり、収入が極端に減ったりというような厳しい仕事でもありません。
興味はあるけど踏み出せない方は、とりあえず登録を済ませて1件だけ配達してみてください。「なんだ、こんなものか」となるはずです。
しばらく稼働してみて自分には向いてないなと思ったら、すぐ終わりにすることができる仕事です。何も怖がることはありません。
- 数あるフードデリバリーの中でUber Eats は拡大し続けている
Uber Eats が日本に上陸した時「どうせ最初だけだよ」と言う意見がけっこうありました。実際に日本から撤退したフードデリバリー会社もあります。
Uber Eats は衰退どころか対応エリアは広がる一方です。また、日用品の配達に対応するなど業務内容も拡大しているため、将来性も大いにあるでしょう。
いきなり本業にせず、まずは副業としてやってみるという手もあります。
ほんの少しだけ勇気を出して挑戦してみれば、人生を変えるきっかけになるかもしれません。
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