国分寺エリアのUber Eats は稼げる?配達パートナー体験レポート
国分寺は、東京の大動脈JR中央線の中央特快停車駅「国分寺駅」があり、フードデリバリーサービスは群雄割拠です。
Uber Eats(ウーバーイーツ) のほかには出前館(デマエカン)が対応しており、menu(メニュー)も2021年に一部地域で始まりました。また国分寺では市内飲食店限定のローカルサービス「ぶんじDELi」もありフードデリバリーは盛り上がっています。
この記事では、国分寺駅周辺でUber Eats 配達パートナーの副業を3年間やってみて気付いたことと稼げるエリアをまとめました。
- 国分寺で副業ならUber Eats だけでも稼げる
- 国分寺で稼げるエリア
- 国分寺で配達する時の注意点
- 国分寺エリアは稼げるのか
- 稼働の前に準備したもの
- まとめ
国分寺で副業ならUber Eats だけでも稼げる
わたしは国分寺駅から徒歩20分圏内に住んでいるため、主に国分寺駅近辺で夜や休日に稼働しています。
フードデリバリーは稼げそうなエリアに飛びついてしまいがちですが、最初は慣れ親しんだ土地勘のあるエリアで稼働すると効率も良くなりオススメです。
国分寺エリアは前述したようにフードデリバリーサービスが複数ありますが、わたしはその中でもUber Eats 一本に絞っています。
複数のサービスに登録しても配達回数が分散してしまうと効率が落ちるので、1つに集中した方がいいと考えたからです。
結果として、本業が終わった後に副業として月に数万円程度稼ぐのであればUber Eats のみで充分だと実感しています。
稼ぎたい金額や1日の稼働時間に応じて、Uber Eats 以外や複数サービスのかけもち稼働を検討してみてもよいかと思います。
国分寺で稼げるエリア
効率よく稼げる場所は、Uber Eats 加盟店が多い以下の駅周辺エリアです。国分寺駅はランチタイムとディナータイムを狙えば北口・南口ともに注文が途切れることはほぼないです。
- 国分寺駅北口
- 国分寺駅南口
- 国立駅
国分寺駅北口
国分寺駅北口は加盟店が多く注文が集中します。松屋や吉野家、すき家といった牛丼チェーン、ケンタッキーやスシローといった有名チェーン、居酒屋、ローソンが密集しているので、すぐに注文をとることができます。
また、地元の人気ラーメン店「立川マシマシ」、人気うどん店「国分寺甚五郎」があるのも北口エリアです。
駅近くにはタワーマンションやアパートも多く、レストランから配達先が近いことが多いので、すぐに次の注文に移れて短時間でロスなく稼ぐことが可能です。東京学芸大学があり学生のひとり暮らしが多いのもこのエリアの特徴です。
ファミリー層も多く住んでおり、ランチやディナータイムに集中して稼ぐことが可能です。「A'LITTLE」や「BOBA CHiC」などのタピオカミルクティーの加盟店もあるのでのんびりカフェタイムに配達もありですね。
国分寺駅南口
国分寺駅南口は、北口ほどではないですが人気店やチェーン店が密集しているため稼げます。人気の韓国フライドチキン店「クリスピーチキンアンドトマト」や「伝説のすた丼屋」、居酒屋系レストランに注文が集中します。
北口同様、戸建の住宅地とマンション・アパートが駅近くにわりとあるので効率よく稼げます。東京経済大学があるので学生ひとり暮らしも北口同様多いです。
国立駅
国分寺駅から配達で飛ばされても、国立駅近辺であればそこで注文を受けて稼ぐことが可能です。マクドナルドやバーガーキング、スターバックスなど加盟店が豊富です。
また一橋大学があるので学生ひとり暮らしも多いです。教育環境が良いことから多摩地区の高級住宅街としても知られ富裕層が多く住んでいます。フードデリバリーの需要も多く、チップをいただけたのもこのエリアが多かったです。
国分寺で配達する時の注意点
国分寺駅の北側と南側で注意点が異なります。
北側で配達時の注意点
北側での配達先はショートとロングとが混ざりますが、国分寺街道はじめほぼ平坦な道が多く動きやすいです。ただロングで小平市方面の住宅街へ配達してしまうのは注意が必要です。次の注文を受けに戻ってくるのに体力も時間も使ってしまいます。
小平方面の西武新宿線花小金井駅や小平駅近くにも加盟店密集エリアはいくつかありますので、そこで注文をとれる可能性もあります。青梅街道や新青梅街道といった幹線道路沿いのチェーン店を繋ぎながら住宅街に配達して、時間ロスなく稼げたこともあります。
南側で配達時の注意点
一方、国分寺駅南側には駅近くの多喜窪通りや国分寺街道に坂があるので、自転車は往復で体力が削られます。東京とはいえ多摩エリアは配達可能エリアが広く、タイミング次第で府中方面のロングが多くなるため、無理はしないよう注意が必要です。
配達した先の別の駅近辺でさらにピックアップして繋いでいくことも可能ですが、帰宅のための体力を残しておく必要があります。
駅構内を通って近道
ちなみに国分寺駅の南北間は駅構内に入って自転車を押して移動するのがオススメです。駅構内なので歩行者も多く慎重に通る必要がありますが近道です。
バイクや自転車に乗ったまま南北間を移動するには、東西に200mほど移動しないと渡れるルートがないです。
国分寺エリアは稼げるのか
わたしが稼働しはじめた2021年の前半は、週2〜3日のディナータイム3時間のみで月3〜4万円程度稼げました。コロナウイルスによる感染対策でデリバリー需要が大きくなっていた波に乗りました。配達パートナーへの報酬のボーナスも大盤振る舞いだったように感じます。
とくに週末やディナータイムは、インセンティブがもらえるブーストがかかってました。もちろんその時間は待ち時間なく連続して配達することも可能になるので、より効率的に稼げました。
2021年の後半は、ステイホームが叫ばれていたころより若干稼ぎにくくなった気はします。 感染症対策で減っていた外食が徐々に戻りつつあることで、デリバリー需要全体が一時よりはしぼんでいます。また配達パートナーが増えたのも若干稼ぎにくくなった要因となっています。
一方、それ以上にテイクアウトやデリバリーをスタートする飲食店もどんどん増えているので、結果としてまだまだ稼げると言えます。オーダーできる料理のバリエーションが増えたので、新たに利用するユーザーも右肩上がりです。
稼働の前に準備したもの
配達パートナー登録は簡単
配達パートナーの登録は、あらかじめ準備する情報として身分証明書と銀行口座情報を用意すれば1日以内で完了します。
登録に関して大きなトラブルもなく、思っていたよりも簡単に終わった印象でした。
普通の仕事と違って、履歴書を書いたり、面接に行く必要がないのが楽ですね。
購入したもの
Uber Eats 公式のバッグ(黒)と夜の稼働が多いことから安全を考えて、明るめのヘッドライトをAmazonで購入しました。また保温とバッグ内での料理の固定のために銀シートを用意しました。
初期費用は、
- バッグ 5,000円
- ヘッドライト 1,800円
合計6,800円かかりました。
もともとロードバイクを持っており、ヘルメットやスマホホルダー、鍵などの装備はあったので低コストで始めることができたのもUber Eats の魅力です。
サイクリングするときの服装も持っていたので、追加で購入したものは本当に少なかったです。
普段着かつママチャリの配達パートナーもたくさんいるので、まずは今持っている装備で始めても全然問題ありません。
あったら配達が便利になりそうなもの
- 高輝度ヘッドライト
- 貴重品用ポーチ
夜の稼働を考えているのなら、事故防止のためにもヘッドライトは妥協せず明るくて高性能なものを選んだ方が良いです。
また配達バッグを持って店内に入りづらい狭い加盟店もあるので、常に肌身話さず持ち歩ける貴重品用ポーチやウエストバッグがあったほうが安心です。
自転車は面倒でも必ず施錠を
「セレオ国分寺」や「ミーツ国分寺」といった駅ビルでのピックアップにいく際、受取場所と自転車置けるスペースが離れていることがあります。そのようなときは面倒でも鍵をかけていくことをオススメします。戻ったら自転車が盗難されていたなんて悲惨ですからね。
配達車両はロードバイク ~姿勢には注意要~
わたしはもともと趣味で乗っていたロードバイクを使っていますが、配達時はあまり前傾姿勢にならないようサドルを調節しています。
前傾姿勢で背負ったUberバッグが斜めになりすぎると、料理の汁がこぼれたり盛り付けが崩れたりする影響が出る可能性があるからです。
ロードバイクやクロスバイクでは、できるだけ上半身が起きるようにサドル高さやハンドル高さを調整しましょう。
保険はUber Eatsの補償のみ
Uber Eats では、追加料金や事前申込必要なく、配達中の対人対物賠償責任保険がついています。われわれ配達員自身のけがに対しても見舞金が支給されます。Uberと三井住友海上火災保険が提携して組まれているプログラムなので安心。低コストで始めたければこれで充分です。
ただ注意点が2つあります。
1つ目は、損害賠償補償額の限度額が1億円と制限があること。他人を死亡させたり、大きな後遺症を残したりするような重大事故をおこしてしまうと1億円では対応できないケースがあります。
2つ目は、あくまでも配達中のみの適用だということ。配達中とは配達リクエストを承諾してから配達を完了するまでのことです。すなわち、配達が終わって移動している時間は含まれていないのです。
より稼働エリアが広くなったり、稼働時間が長くなったりすれば、別途保険には入っておいた方が良いかもしれません。
保険制度関連リンク
まとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)は本業をやりながら副業として最適で、今後も運動がてらのお小遣い稼ぎとして続けていく予定です。
空いた時間を活かせて、新たなレストランと日々出会えるのが楽しいです!
趣味のロードバイクも目的地がないとなかなか乗る機会がなかったりしますが、Uber Eats をはじめてからは以前より乗る機会も増えて、楽しみながら働けるのは魅力的ですね。
今のところ、加盟店や注文の多さや報酬の支払いの柔軟さから考えて、お手軽に稼げるUber Eats に勝るアプリはないと思います。
ただ、配達パートナーが増えすぎてどんどん配達単価が安くなっているのも事実です。今後は出前館(デマエカン)やmenu(メニュー)も登録して、状況に応じてして使い分けしていければと考えています。