Uber Eats 配達パートナーが自転車保険に加入すべき理由!
Uber Eats(ウーバーイーツ)やWolt(ウォルト)などのフードデリバリーサービスで、自転車を使って配達パートナーとして稼働している方のうち、一体どのくらいの人が自転車保険に加入しているでしょうか。
なかには、「労災保険に加入しているし自転車保険は必要ないだろう」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、自転車保険を労災保険と比較しながら、加入するべきかどうかを解説していきます。
これから配達パートナーとしてデビューする方はもちろん、現在自転車を使って配達している方は是非ご覧ください!
- 自転車保険のQ&A
- 労災保険と自転車保険あれこれ
- フードデリバリー配達員でもOKの自転車保険
自転車保険のQ&A
Q:自転車保険の加入はしたほうがいい?
A:いきなり結論!絶対に加入しましょう!
自転車保険は加入を「義務」としている自治体がある一方、「努力義務」や加入自体を「各自の判断」としている自治体もあります。
自転車を使ってフードデリバリーに従事している方で、もし自転車保険に加入してない方がいるなら要注意!
加入せずにフードデリバリーで働くことはかなりのリスクがあります!今すぐ自転車保険に加入しましょう!
Q:自転車保険に加入するメリットは?
A:個人賠償責任補償が付きます!
自転車で事故を起こしても大したことはないと思っていませんか?
人と接触して何かの障害を負わせてしまった場合、数千万程度の賠償金の支払いになることも…。
賠償金が1億円近くになる判決も出ていますが、個人賠償責任補償付きの自転車保険に加入しておけば安心です。
万が一、事故を起こしてしまった場合でも、一生掛かっても払いきれない借金を負わなくていいのは大きなメリットと言えます。
Q:自転車保険ならどの保険に加入しても大丈夫?
A:補償対象が限定されていないか確認してください!
自転車保険の中には、通学中や日常生活のみ補償対象という商品もあります。
掛け金がリーズナブルな保険に多いので、加入前に必ず「フードデリバリーをしているのですが」の一言を付け加えてください。
その上で補償対象になるかどうかを確認しながら加入手続きを行うようにしましょう。
労災保険と自転車保険あれこれ
労災保険には個人賠償責任補償がない
労災保険は、基本的に加入者と加入者の家族に向けたの補償内容になっているので、事故のお相手に対する補償は含まれていません。
バイクや軽車両で稼働している場合は、自賠責保険や任意保険に個人賠償責任補償が含まれていますが、自転車には自賠責がないため車両整備時にTSマークをもらうか自転車保険に加入する必要があります。
フードデリバリー会社によっては自転車保険を必須としている場合もありますが、もし保険に加入せずに配達を行っているのなら、相当のリスクを背負っていることを自覚したほうがいいでしょう。
TSマークについてはここから確認できます!
労災保険は自転車保険と比べ補償内容が厚い
自転車保険は入院・通院補償が付くコースもありますが、掛け金によっては1日1000円程度のため、とても安心できる金額ではありません。
労災保険は自転車保険より掛け金が必要ですが、最低補償日額にした場合でも医療費無料が無料になるだけでなく休業補償や年金なども充実しています。
労災保険は自身の補償、自転車保険は事故時のお相手への補償と考えましょう。
労災保険は配達中・待機中関係なく補償対象
労災保険は、家を出てから帰るまでが補償対象なので、いつ事故に遭っても安心です。
※だからと言って、事故を起こしてもいいということではありませんので、常に安全運転を心掛けましょう。
労災保険の詳しい解説はここから確認できます!
自転車保険は業務中の事故は対象外
自転車保険は配達中に起こした事故は対象外になる場合がほとんどです。
業務中でも補償される保険もありますが、各フードデリバリー会社の補償と重複して補償を受けることができない場合がほとんどなのであまり意味がありません。
業務中の事故には会社の補償、待機中は自転車保険の補償を使うと考えるといいでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)など、フードデリバリー各社の補償内容については関連リンクからチェックしてください!
関連リンク
自転車保険の個人賠償責任補償は必ず2億以上
個人賠償責任補償は必ず2億円以上を選びましょう。掛け金が200円~300円台の保険でも、個人賠償責任補償が2億円以上の保険はたくさんあります。
いくら保険料が安いからと言って、個人賠償責任補償がついてなかったり、個人賠償責任補償が1億円以下の保険を選ぶのはおすすめできません。
現在、自転車事故の損害賠償金は1億円以下の判例しか出ていませんが、お相手が受けた障害の程度によっては1億円以上になる可能性も十分あります。
自転車保険は個人賠償責任補償のためと言っても過言ではありません。
他の補償を充実させたいのであれば高額な自転車保険に加入せず、素直に労災保険の最低給付基礎日額のコースに加入したほうがお得です。
自転車保険の入院・通院補償
補償対象が保険会社によって大きく違う場合も多く、保険によってはそもそも通院補償が付いていない場合もあります。
入院・通院補償を充実させたい場合、掛け金が跳ね上がることが多いので、自転車保険の自身の補償は微々たるものと割り切るのがいいかもしれませんね。
フードデリバリー配達員でもOKの自転車保険
実際に電話して聞いてみました!
掛け金と補償内容を吟味して、よさそうな保険会社に実際に電話して色々聞いてみました!
結果、自転車保険は基本的に配達中は補償対象にはなりませんが、注文を受けていない待機中や移動中は補償対象になる保険もあります。
ここでは、配達待機中が補償対象と確認済で、保険の補償内容と掛け金を考慮した中で良さそうな保険を二つご紹介します!
※念のため、加入手続き前にフードデリバリーで働いているとお伝えください!
ここでご紹介した以外にも、クレジットカードに付随した保険に自転車保険があったりするので、ご自分に合った自転車保険を探してみてください!
サイクルライド保険のスタンダードコース
この保険は、ZuttoRide少額短期保険株式会社と三井住友海上火災保険株式会社のコラボレーション商品のためか、掛け金のわりに補償内容が充実しています。
個人賠償責任補償が3億円にもかかわらず通院補償を付けても1ヶ月300円以下の掛け金で済むのが魅力。
しかも掛け金を少し足せばご家族も補償対象になるので、小さいお子様をお持ちの方には特におすすめです。
詳しくは、このリンクからチェックしてください!au損保の「Bycle」
au損保の自転車保険というだけあって、月340円でも充実の補償内容となっています。
ブロンズコースを選んだ場合でも、個人賠償責任補償が2億円あるので今までの判例を見ても十分だと言えるでしょう。
家族タイプを希望する場合は、掛け金が2倍になるので、上記のサイクルライド保険スタンダードのほうがいいかもしれません。
最後に、Bycleは待機中でも場合によっては補償対象外になる可能性があるとのことなので、加入をする場合は担当の方から詳しくお話を聞いてみてください!
詳しくは、このリンクからチェックしてください!