出前館について詳しく

出前館は車でも配達できる!軽貨物車だけでなく軽自動車でも可能!

noshiftデリバリーワーク編集部

出前館は自転車や原付バイクで配達している人が多いですが、実は車でも配達することができます。

車で配達できれば、雨でも濡れずに配達できるし、暑さや寒さも防げるし、自転車をこがなくていいので体力的にも楽になること間違いなしです。

以前は軽貨物という配達用の車じゃないと使えなかったのですが、法改正で軽乗用車でも配達に使えるようになり、車で配達するハードルは大きく下がりました!

今回は出前館で車を使う方法や、車で配達するとどのようなメリットがあるのか、車で配達する際の注意点などをまとめていきます!

自転車で配達するのはしんどいから車で配達してみたいな、と思っている方の参考になればと思います!

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【出前館】配達員の登録方法&配達開始までの流れを解説!業務委託の始め方
目次
  1. 出前館の配達に使える車両
  2. 営業ナンバー付き軽貨物車はOK
  3. 出前館の配達に使えない車両
  4. 任意保険の切り替え
  5. 車両追加の申請方法
  6. 軽貨物車のメリット・デメリット
  7. まとめ

出前館の配達に使える車両

  • 自転車
  • バイク

出前館の配達に使える車両はこの3つです。

自動車や排気量125㏄以上の自動二輪車を使って配達する場合、自動車運送事業の許可(営業ナンバー)を取得する必要があります。

営業ナンバー(緑ナンバー、黒ナンバー)を取らずに車で配達した場合、交通違反となり罰則があります。

バレなければいいと思って無許可の車で配達してしまう人がいますが、レストランや配達員の通報ですぐにバレるので絶対にやめましょう。

貨物軽自動車運送事業における軽乗用車の使用について

営業ナンバー付き軽貨物車はOK

軽貨物車もしくは軽自動車で、営業ナンバー(通称 黒ナンバー)を取得していれば出前館の配達に使用することができます。

営業ナンバーの申請は、管轄している運輸支局、軽自動車検査協会に届け出を提出するだけです。申請から開業までは最短で1日で可能です。

全国運輸支局等の場所はこちらで確認できます

必要な書類等

  • 運転免許証
  • 登録する軽貨物車両
  • 車検証のコピー
  • 貨物軽自動車運送事業経営届出書(窓口・公式サイトから入手可)
  • 運賃料金設定届出書及び運賃料金表
  • 費用は2,000円程度

申請時には駐車場と営業所、申請書類の提出が必要になるので、事前に用意しておきましょう。そのほかの要件は基本的に簡単に満たせるものばかりです。

初めてのことだったので、「書類はどれも難しそう」と思って躊躇していましたが、勇気を出して運輸支局に行ってみたら係員の方が記載方法を教えてくれたので心配しなくても大丈夫でした。

貨物軽自動車運送事業経営届出書

黒ナンバー発行までのスケジュール

  1. 【午前中】所轄の運輸支局に行って書類作成
  2. 【お昼すぎ】作成した書類を持って軽自動車検査協会に来所
  3. 軽自動車検査協会で書類の記入や提出、ナンバープレートの返納
  4. 【15時ぐらい】書類提出が完了後、黒ナンバーが発行される

実際に私が黒ナンバーを取りに行った時はこんな感じでした。午前中に書類を出しに行って、15時には終わったので半日もかかってません。

出前館の配達に使えない車両

  • フル電動自転車(通称モペット)
  • 電動スクーター
  • 電動キックボード

この3つはナンバープレートを取得していたとしても使用不可になります。

これらの車両を使って配達した場合、アカウント失効、いわゆる垢BANになってしまい、二度と出前館で配達ができなくなってしまいます。

任意保険の切り替え

営業ナンバーを取った後は、任意保険を業務用に切り替える必要があります。

任意保険は、車を運転する目的や時間によって「日常・レジャー」「通勤・通学」「業務」の3つの区分から選択します。

業務で使用するということは運転する時間が長くなるわけで、日常利用に比べて事故に遇う確率も高くなるため、保険料が高くなります。

もし日常・レジャーのままにしていて業務中に事故に遇った場合、保険がきちんと下りなくなってしまうため、必ず目的に合わせて変更しておく必要があります。

料金は保険会社やプランによっても変わりますが、私は月額で約15,000円支払っています。

車両追加の申請方法

出前館で配達する車両を変更する場合、車両追加の申請が必要になります。

車両変更/追加をするときは下記マイページから申請しましょう。

手順を解説します!

マイページにログインするには、ワンタイムキーを発行する必要があります。

メールアドレスを入力して「発行する」をタップします。

入力したメールアドレスにワンタイムキーが送られてきます。

文字列をコピーして、ログインページURLをタップして移動します。

自動発行キーのところに先ほどコピーした文字列を貼り付けます。

パスワードはマイページ用に自分で設定したものを使用します。

パスワードを一度も設定したことがない、もしくは忘れてしまったという場合、「パスワードの再設定はこちら」からリセットすることができます。

半角英字、半角数字、記号を組み合わせて、8文字以上にして、パスワード強度が「強」以上にならないとパスワードに設定することができません。

今後も設定変更するたびにログインしないといけないので、しっかり覚えておきましょう。

ログインできたら、「配達手段追加依頼」をタップします。

ちなみに、電話番号、メールアドレス、銀行口座の変更もマイページから可能です。

配達手段を選択する画面になるので、軽貨物/軽自動車の場合は「その他」を選択します。

  • 任意保険車証(写真)
  • 顔写真付き本人確認書類(表裏 写真)
  • 本人確認書類の有効期限
  • 自賠責保険車証(写真)
  • 車両ナンバー
  • 事業用ナンバー(写真)

書類をアップロードしていきます。

自賠責の名義と登録者の名義が違う場合、標識交付証明書が別途必要になります。

標識とはナンバープレートのことで、標識交付証明書はナンバーを発行した時にもらえる書類です。

軽貨物車のメリット・デメリット

車で配達するメリット

天候による影響を受けづらい

自転車や原付バイクで配達すると、雨や風が強い日は事故の危険性が上がるし、商品が濡れないように守らないといけないし、夏は熱中症になったり日焼けに悩まされることもあります。

車で配達すれば、多少の雨風は全く問題ないし、エアコンがあるので暑さ・寒さが体に直撃することもありません

稼ぎが増える

また、積雪が多いエリアでは自転車や原付での配達が難しくなるため、軽貨物配達員に注文が回ってくる可能性が上がります。

このように、ただ配達が楽になるだけでなく、悪天候時に稼ぎやすくなるのは大きなメリットですね。

体への負担が減る

配達バッグは約3キロもあって意外と重く、肩・首・腰への負担がけっこう大きいです。配達する料理が入ってなくても、モバイルバッテリーや飲料なんかもありますからね。

軽貨物であれば配達バッグをつねに背負っておく必要はなく、身体への負担が大きく軽減できます。

料理が崩れにくい

荷物が揺れにくいので、料理が崩れる心配がないのもいいところです。

料理が崩れるとクレームに繋がってしまい、配達しなおしや弁償といったペナルティになってしまうこともあります。

車で配達するデメリット

小回りが効かない

車で配達するのは楽に移動ができて便利そうですが、小回りが効かないというデメリットがあります。

出前館のピックアップ先は駅前などに集中していて、車で入るのが難しい場所に行かなければいけないケースはけっこうあります。

駐車スペースの確保に手間

安易に路上駐車をしてしまうと、戻ったら違反切符を切られていた、なんてこともありえます。

ショッピングモールや商店街なんか駐車場が遠くて、けっこうな距離を歩いていかなければいけないこともありがちです。

どちらかというと郊外エリアで稼働する方が車のメリットを感じやすいですね。

ガソリン代がかかる

車の最大のデメリットと言えるのがガソリン代です。体力面や天候面では楽になりますが、費用面では一番高いです。

稼ぎが増えたはずなのに、ガソリン代を引いたら思ったより手元に残ったお金は多くなかった、というのはありがちですね。

私は1日平均6時間で週5~6日配達していますが、ガソリン代と任意保険料で合わせて月に約3万円かかっています。

夏や冬はエアコンを使うので給油ペースも上がるし、多い時では2日に1回ペースでガソリンを満タン給油した時もありました。

まとめ

以前は軽貨物じゃないと事業用に使うことができず、車で配達するのはハードルが高かったです。

法改正でわざわざ配達用に軽貨物車を買わなくても、軽自動車を持っていて営業ナンバーさえ取れば配達用に使えるようになったのは大きいですね。

駅前や繁華街がメインのエリアだとあまり車での配達が適しているとは言えませんが、配達範囲が広くなって郊外でも使えるエリアが増えています。

郊外エリアだと自転車では距離が遠すぎて厳しいので、車での配達需要が伸びてきます。

営業ナンバーを取るのは最初は難しそうに感じますが、1日かからないし費用もそれほど高くないので、意外と大変ではありません。

任意保険を業務用に切り替えないといけないことは見落としがちなので注意ですね。

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