【Uber Eats】導入初月で売上げ100万円を叩き出したデリバリーリピーター率7割のお店が実践していること【飲食店向け】
この記事は、動画でインタビューしたデリバリーで成功しているお店「RIVERSIDE CLUB」が日頃から気を付けていること・心がけていることを要点を絞ってわかりやすく紹介しています。
リピーター率7割をキープしている秘訣を余すことなくお伝えしているので、自店のデリバリー売り上げを増やしたい、リピーターを一人でも増やしたいという方は、ぜひ参考にしてください!
- 受注~梱包までのオペレーションについて
- キッチンオペレーションで気をつけること
- 利用者を増やすために行うこと
- 経営戦略で大切なこと
- デリバリーリピーター率7割のお店まとめ
受注~梱包までのオペレーションについて
受注端末は目と耳で常に確認
どんなに気を付けていたとしても、受注端末の音だけでは注文に気づかない場合もあります。
受注確認は端末の音だけでなく一定間隔で目視し、注文が来てないかどうかを確認する癖をつけてください。
そうすれば、大幅な遅延はなくなります。
注文内容は必ず伝票に書く
受注端末をキッチンにおいていたとしても、メモ書きでいいので注文内容を必ず文字に起こすのがおすすめです。
ワンオペの店舗を除き、フードデリバリーは複数人の手によって受注から品出しまで行われます。
注文内容が端末以外でも確認ができればミスの確率を下げられるので、必ず実践してください。
カトラリーと袋は調理完了前に用意する
デリバリーは時間勝負なので、商品の調理が終わったらすぐに袋に詰められるように、カトラリー類は必ず調理完了前に用意しておきましょう。
例えば、配達パートナーが到着しているのに、商品が出来上がっていないという状況では少なからず焦りが生じます。
カトラリーの入れ忘れというケアレスミスを起こさないためにも、あらかじめ準備しておく癖をつけるようにしてください。
配達パートナー状況によって商品劣化対策を
配達パートナーは、サービス全体の注文数や交通事情、その他の要因などで時間通りにピックに来れない可能性もあります。
その場合、可能な限り保温や保冷をおこない、商品の劣化を防ぎましょう。
温かい料理は温かいまま、冷たい料理は冷たいまま配達パートナーに渡す。それがお店の責任です。
商品劣化は配達中に少なからず必ず起こります。それであれば、せめて配達パートナーには最高の状態で商品を渡せるように心がけましょう。
キッチンオペレーションで気をつけること
伝票が届いたらすぐに調理を開始する
先ほども言いましたが、デリバリーは時間勝負です。時間予約注文の場合を除き、少しでも早くおいしい料理を届け続けることが、利用者の信用を勝ち取る秘訣です。
手が空いているときに注文が入ったら、遅くとも1分以内には調理に着手しましょう。
オーダーの量にもよりますが、10分以内に全商品の梱包が終えられたら合格という気持ちで調理に当たってください。
忙しくても盛り付けは丁寧に!
料理の味が美味しかったとしても、見た目が悪いとすべてが台無しです。
いくらデリバリーが時間勝負といっても、丁寧に調理しなければ利用者に心から満足していただくことはできません。
時間がなくて盛り付けが雑な商品を出すくらいなら、少しくらい時間がかかっても自分が満足できる商品を作ってください。
毎回お客様から100点をいただくのは無理ですが、毎回自分が100点だと思う料理を作りましょう。
見た目がキレイ!味も抜群!また注文したい!という料理をお届けできたら、確実にリピーターは増えます。
食材は一つのバットにまとめる
デリバリーに使用するものに限らず、食材は小さなバットに小分けをして、大きなバットにまとめて保管するのがおすすめです。
食材を小分け保存すれば衛生的で劣化も最小限にできるだけでなく、補充が簡単になり正確な食材残量が把握できるので在庫管理も簡単です。
しかも、欲しい食材が一度に出し入れできるので、調理工程が簡略化され効率が上がるため商品を早く提供できます。
もし、食材を一つの容器に大量に保管していたり、個別に冷蔵庫から出し入れしてたりしてる方がいたら、今すぐバットを購入して実践してください!
在庫管理は少し多めに!
地域によっては、週末の夜や休日の昼に注文が多くなるといった予想を立てることができるかもしれませんが、デリバリーは何の前触れもなくいきなり大量の注文が入る可能性があります。
そんなときに、商品を作れるだけの食材や包材がなかったら大きな損失になります。
在庫の目安として、食材は平日+1日分、週末は+2日分を目安に用意し、包材は腐らないので+1週間分は用意しておくと安心です。
利用者を増やすために行うこと
「専門店」の肩書は意外に有効
お店を検索するときに、お店の名前ではなく「専門店」と入力して検索する利用者が多いのをご存じですか?
「専門店」と検索すると、ジャンルを問わず専門店と表示しているお店を一覧で確認できます。
利用者は店名ではなく料理名やジャンルなど、何かしらのキーワードで検索することがほとんどなので、検索性を上げるという意味では「専門店」は大きなメリットになります。
専門店として運営すれば、「少し高くてもそれだけ美味しい料理なのかな」と、利用者も納得して注文いただいていると感じています。
事実、「RIVERSIDE CLUB」のリピーター率は7割と、一般的な飲食店の平均4~5割に対してかなり高い数値を維持させていただいております。
コメントバックとメッセージは必ず実施する
GoogleMAPの店舗紹介にいただいたお言葉については、必ずコメントバックを行うようにしてお客様とコミュニケーションをはかっています。
コメント内容は店舗スタッフに共有し、お叱りをいただいた場合は改善するよう周知しています。
また、商品に簡単なメッセージを同封して、ご利用いただいた感謝をお伝えするようにするようにしてから、リピーター様も増えてきたと感じています。
Instagramは必ず利用する
即効性はありませんが、無料で利用できるInstagramは情報発信ツールとしては優秀です。
費用をかければ広告としても利用できるので、柔軟な使い方ができます。
ただし、更新が止まれば閲覧者の印象は悪くなるので、継続的に更新する必要があります。
週に1~2回程度の更新で十分なので、新メニューやキャンペーンなど、利用者に向けての情報を発信し続けてくださいね。
食べログやホットペッパーなどの集客サイトも重要
「RIVERSIDE CLUB」では食べログとOZmallを利用して集客していますが、食べログのコメントや評価を見て利用してくださる方が多くいらっしゃいます。
ホットペッパー経由で予約を取ると人数ごとに費用が掛かりますので、自店のニーズにあった集客サイトを使ってください。
経営戦略で大切なこと
複数のデリバリープラットフォームを利用する
少なくとも2~3社のデリバリープラットフォームに登録して販路を確保するのがおすすめです。
複数のプラットフォームを導入しておけば、「サービスが不具合で注文停止してしまった」というような不慮の事態に備えることもできます。
イートインがないゴーストレストランなら、利用可能なサービスをすべて導入しておいても損はしません。
フードデリバリーは複数プラットフォームと契約したとしても、加盟金とタブレット代金(レンタルの場合のみ)以外に必要な固定費はなく月額使用料は0円です。
配達手数料は売り上げから支払われるので、追加で支払うことは基本的にありません。
販路は可能な限り広げ、注文を逃さないようにしてください。
Uber Eats は必ず導入
「RIVERSIDE CLUB」ではUber Eats の他に出前館とWoltを利用していますが、注文の8割はUber Eats から受注しています。
他のプラットフォームと比べると集客率が桁違いなのでUber Eats は必ず導入することをおすすめします。
Uber Eats レストラン登録はこちらから!
キャンペーンは積極的に活用
Uber Eats だけでなく、他のプラットフォームでも割引きや1個買うともう1個貰えるといったキャンペーンがたくさんあります。
初利用者に対する注文の動機付けにキャンペーンはとても有効なので、新規顧客を増やしたい導入時に使うのがおすすめです。
ただし、キャンペーンに必要な割引き費用は全て店舗持ちなので、計画的に利用してください。
価格設定は単に配送料を上乗せするのはNG
デリバリーには配送料が必要なので、イートイン価格のまま販売すると赤字になる可能性があります。
かといって、イートイン価格に配送料をそのまま加算すると、商品内容によっては利用者をガッカリさせるかもしれません。
デリバリー売価を設定するときは、商圏内のライバル店の販売価格を調査して、原価と相場を見ながら決めるのがおすすめです。
価格に見合った商品内容でなければ、利用者は二度と注文しようとは思わないのを忘れないでください。
デリバリーリピーター率7割のお店まとめ
動画内容で重要な項目だけを書き出してみましたが、自店に取り入れられそうなことはありましたか。
実際に売り上げを上げているお店が実践していることを、いきなり全てマネすることは難しいとは思いますが、自店で行っていないことがあれば簡単なことから一つずつ始めてみてください。
ここに書いていることは、費用がかかることはほぼありませんが、いま行っている業務に付け加えることになるので確実に手間かかります。
しかし、基本的にお店の売り上げは、何もやらなければ現状維持か下がるしかなくなり衰退の一途をたどることになります。
飲食店の経営は同じことの繰り返しではなく、常に検証と改善が必要です。
3年後閉店率が70%と言われる業界ですが、あなたのお店が5年後・10年後に今より繁盛されますよう、今回の情報が参考になれば幸いです。