【飲食店向け初歩解説】フードデリバリー導入について簡単な疑問を全部解決します!
周りのお店はどんどんフードデリバリーを導入してるって聞いたんだけど…。
「自分の料理がどうやって注文者に配達されるのかわからないし、配達パートナーを信用していいものなんでしょうか?」
確かに、フードデリバリーの導入検討をすればするほど不安は尽きませんよね。
この記事では、フードデリバリーサービスを導入する前に知りたい、基本的な疑問に答えていきたいと思います。
フードデリバリー導入のメリット・デメリットついてお答えしていますので、フードデリバリーに興味がある方は是非チェックしてくださいね!
- フードデリバリーを導入したらどうなるの?
- 作った料理はどうやって運ばれるの?
- 料理を作るときに気をつけることは?
- デリバリー会社との契約で気をつけることは?
- フードデリバリー初歩解説まとめ
フードデリバリーを導入したらどうなるの?
販売経路がグーンと広がる
当たり前ですが、飲食店は店舗にアクセスできる手段を持った方が来店してくれますが、フードデリバリーは、お店を中心とした2~3kmの商圏内にお住まいの利用者が場所を問わず注文してくれます。
今までお店に来たことがない方にアプローチできるのが、フードデリバリーの一番の利点です。
お店の認知度が上がる
フードデリバリーを利用した方が、実際の店舗に来店するということは業界あるあるです。
デリバリーが美味しければ、実際の店舗ではどんな料理が出てくるのか興味が出てくるのが利用者心理なのかもしれません。
飲食店利用者は、全く知らないお店よりかは少しでも知っているお店を選びがちなので、イートインがメインのお店でもフードデリバリーを導入する価値はあると思います。
※知っているお店:来店したことがなくてもデリバリーを頼んだり、インターネットで調べたりしたことがあるお店のこと。
食材の廃棄率が下がる
イートイン店の場合、様々な要因で利用者が少ないと食材が痛み、捨てなければいけないこともあります。
フードデリバリーとイートインで同じ素材の料理を提供すれば、食材が痛む可能性が低くなり捨てることも少なくなります。
デリバリーメニューを開発するなら、イートインとデリバリーで使いまわせるように工夫してしてみましょう。
行政の支援が受けられるかも
全ての地域ではないと思いますが、新たにフードデリバリーを始めるお店に、市や区から助成金が出る場合もあります。
助成金上限100万円まで補助してくれる地域もありますし、大っぴらにお知らせもしてくれないので、まずは役所に問い合わせてみましょう。
貰わないのはもったいないですよ!
作った料理はどうやって運ばれるの?
料理をバックに入れて配達します!
デリバリー会社専用バックを購入したり、無地バッグを利用したりと配達パートナーによって様々ですが、基本的に保温・保管がしっかりできるバッグを使用して配達しています。
バックは背中に背負うか荷台に乗せる
バックの使用方法は大きく分けて二通り。
背中に背負うパターンと、荷台やキャリーボックスにバックを固定するパターンがあります。
背負う場合は、バッグ内部を平行に保つのに少し慣れが必要になりますが、初心者配達パートナー以外は心配しなくても大丈夫です!
※初心者の方でもサービス会社と契約するときに研修資料を確認してるはずなので安心してくださいね!
汁漏れ・保温対策もばっちりです!
配達パートナーごとに梱包の仕方は様々ですが、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま配達できるようにしています。
また、配達中にバックの中で商品がずれないように、タオルやスポンジなどを使って固定し、汁漏れや盛り付けが崩れないように工夫しています。
配達パートナーは、お店の味を可能な限り劣化させずに利用者へ届けるよう、常に考えて配達しています!
料理を作るときに気をつけることは?
デリバリー用のメニュー開発が必要
お店の商品をそのままデリバリーで販売しても問題はありませんが、調理したらすぐに食べていただけるイートインとは違い、デリバリーは商品調理後、早くても15分~30分後に利用者の手元に届きます。
食べるタイミングの違いを考慮し、少し味付けを濃い目にしたりして、美味しい料理がお届けできるようイートインとは少し違う商品開発ができるとベターです!
容器は配達専用のものを用意する
デリバリーはテイクアウトと違い、屋台の焼きそばのようなペラペラ容器では汁漏れが起こる可能性が高いです。
そのため、デリバリー専用の容器を用意する必要があります。
容器代は1個50円~100円程度かかりますが、汁漏れや商品崩れを防ぐためにも必ず準備しましょう。
かけタレや調味料は別途容器に入れる
料理にソースやタレなどをかけてから梱包すると、配達に時間が掛かると料理の味がぼやけたり、見た目が悪くなったりします。
別途容器が必要になるので経費はかかりますが、ソースやタレは別添えしたほうが見栄えだけでなく味も安定するのでおすすめです!
食材の加熱不足には注意する
配達パートナーは夏場なら保冷剤、冬場なら保温剤やバスタオルなどを使って商品劣化が起こらないよう気をつけていますが、利用者の手元に届いてからは、いつ食べるかは利用者のタイミング次第です。
イートインなら出来立てをすぐ提供できますが、デリバリーは配達をするので生焼けや加熱不足の商品を提供するのは食中毒のリスクが高まります。
食品事故のリスクを低下させるためにも、食品の中心まで75度一分以上を目安にしっかり加熱して菌の繁殖を防ぎましょう。
食中毒についての解説はこちら!
消費期限を明記するのがベター
利用者のほとんどは、届いてからいつまでに食べれば食品が安全なのかを分かっていないのが現状です。
いつまでに食べればいいのかという目安の消費期限を、デリバリー商品は明記する義務がありません。
しかし、ほとんどのお店が消費期限を明記していないからこそ、表示しておけば利用者は安心して注文できます。
消費期限は、調理から2時間以内・4時間以内・本日中など、商品の素材や調理法に応じて調整しましょう。
詳しい賞味期限と消費期限の解説についてはこちら!
デリバリー会社との契約で気をつけることは?
初期費用の心配はほとんどなし
新しく何かを始めようとするときには、まずは初期費用が気になりますが、フードデリバリーの初期費用はあまり気にする必要はありません。
各デリバリー会社とも加盟金として通常5万円程度必要になりますが、コロナの影響もあってか現在は期間限定で無料になっている場合が多いです。
受注に必要な端末もレンタルできるので、サービス開始時に自己資金0円で始められることもあります。
Uber Eats なら初期費用の心配はありません!
可能な限り複数社と契約しましょう
フードデリバリーはインターネットで集客するため、1日にどのくらい注文が来るのか予想するのが難しいです。
また、もし1社とだけしか契約せずにデリバリーをしていた場合、もしシステム不具合などで受注できなくなったら、不具合が改善されるまでデリバリーの売り上げは0円です。
いざというときのために、受注プラットフォームを複数社契約して、販路を増やすのがおすすめです。
掲載するメニューを同じにすれば調理の負担はありませんし、デリバリー業務に慣れてきたら2~3社体制にするのがおすすめです!
Uber Eats は一番初めに導入しておいて損はない
フードデリバリーでシェアNo1のUber Eats は一番初めに導入するのがおすすめです。
利用可能エリアの広さだけでなく、契約店舗数が多く、配達料がリーズナブルなので多くの利用者に支持されています。
地域によって異なりますが多くの場合、出前館・Wolt・menuと比べてUber Eats は注文数が多いという声をよく聞きます。
まずは、Uber Eats を導入した後、営業に余裕が出てきたらシェア2位の出前館から必要に応じてWolt・Menuの導入検討をしてみましょう。
Uber Eats レストラン登録はこちらから!
フードデリバリー初歩解説まとめ
フードデリバリーがどういうものか、ざざっと解説しましたがいかがだったでしょうか。
思ったより簡単で魅力的なサービスだと思いませんか?
今以上に売り上げを増やしたいのであれば、販路を広げ利用者を増やすためにフードデリバリーは最適なサービスだといえます。
ここだけの話ですが、デリバリーを辞めたとしても違約金はありません。
初期費用がほぼ必要なく始められて、簡単にやめることもできるのがフードデリバリーなんです。
もし、フードデリバリーの導入検討をしてみようと思った方は、準備方法や契約についてもう少し詳しく解説している記事リンクを掲載していますので、是非参考にしてください!
もし、分からないことや質問などがありましたら、youtubeにコメントでいただけるとお答えします!